NZ MoyaSystem

ニュージーランド在住のプログラマがあれこれ書くブログ

元IT土方のわたしから、現役IT土方のあなたへ伝えたいこと

主にニュージーランド生活や英語学習について語っているこのブログですが、Googleから「IT土方」で検索してこの記事にたどり着く方がすごく多いです。

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今日は元IT土方の筆者から、現役IT土方の皆様にお手紙をしたためてみました。

Love Letters From Lanewww.flickr.com


前略 IT土方の皆様

こんにちは。毎日お仕事おつかれさまです。来る日も来る日もパソコンに向かい、無茶な納期と闘いながら長時間労働をこなす。みなさんの働きはよく存じております。


何を隠そう、筆者もかつてはIT土方と呼ばれる働き方をしていました。


朝9時から夜10時、11時、ときには日付が変わるまで、納期とクライアントと上司に厳しくつつかれながら、毎日馬車馬のように働いていました。夏休みが2年連続で潰れたり、クリスマスのデートを午前中で切り上げて仕事に戻ったりしたこともありました。みなさんもこれと同じくらい、もしくはそれ以上過酷な現場にいらっしゃるのかもしれません。


わたしには、IT土方の皆さんに、確信をもって与えられるアドバイスがあります。


それは、いますぐに仕事を辞めてくださいということです。


いささか乱暴にすぎることは自覚しています。しかし、IT土方の皆さんは、今の生活を続けていきたいと思っていますか?


毎日残業続きで心身ともに疲れ果て、平日は友達を遊ぶこともできず、週末は疲れをとるために寝て過ごし、月曜が来るたびに憂鬱になる。そんな暮らしのどこに幸せがあるのでしょうか。


まずは仕事を辞めてしまって、自分の時間を取り戻すところから始めましょう。


今のプロジェクトが落ち着いたら、じゃありませんよ。いますぐです。万一、会社が辞めさせてくれない場合は、バックレればいいんです。大丈夫。バックレるくらいまであなたを追い込んだ会社が悪いんですからね。


仕事を辞めたら、とりあえず実家に帰ってみてはいかがでしょうか。あるいは、貯金をはたいて1ヶ月くらい放浪の旅をしてみるのもいいかもしれません。沖縄の離島なんかおすすめです。毎日好きな時間に起きて、だらだらして、好きな時間に寝る。そんな生活をしばらく続けてみましょう。


そのうち、「あれー? なんであんなに必死で働いてたんだろうなー?」と不思議に思えてくるはず。それでいいんです。


沖縄www.flickr.com



毎日通勤して、仕事して、帰るだけの暮らしをしていると、この激務だけが人生のすべてであるかのように錯覚してしまいます。しかしそんなことは無いんです。ひとたび束縛から離れれば、人生がどれだけ豊かなものか再認識できるでしょう。


自分の時間を取り戻すと、次にやりたいことが見えてきます。


世界一周旅行に出たい? 一日中マンガを読みたい? 最新公開の映画を片っ端から見たい? 毎日朝っぱらからビール呑みたい? 全部魅力的ですね! いっそのことそれをネタにブログでも書いてみてはいかがでしょう。サラリーマンにはとてもできない内容ですから、かなりの読者がつくかもしれませんよ。


心配かけた家族や、恋人、友人のために時間を取って、一緒に遊びに行きたい? 素晴らしいと思います。あなたの無茶な働き方を心配していた人はたくさんいるはずです。仕事辞めて元気になったよ! という姿を是非見せてあげてください。きっと喜んでくれます。


そろそろお金が無くなってきたから、再就職したい? 遊ぶにもお金が要りますもんね。次の職場でまたIT土方にならないように、再就職先はよく検討してください。面接では正直に「残業はしたくないです!」と言ってしまってもいいかもしれませんよ。


わたしには今、仕事も収入もありません。30歳にして正真正銘の無職です。IT土方時代の残業代で買ったものを少しずつ売っぱらって糊口をしのいでいます。しかし、あの頃の何倍、何十倍、何百倍も幸せです。


(2016/2/5 加筆修正) 筆者はIT土方を辞めたのち留学を果たし、無事ニュージーランドでプログラマとして就職できました。

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IT土方を辞めると、人生が輝き始めます。


体を休めるためだけだった週末は、友人と遊びに行く時間に変わります。憂鬱だった月曜日は、爽快な週の始まりに変わります。残業で潰れていた平日の夜でさえ、気まぐれにひとり飲みに出かける時間にできます。


自分の時間を取り戻しましょう。そして、あの異常な激務だけが人生ではないことに気づきましょう。世界は、涙がでるほど広くて面白いものなのです。


長文乱文失礼いたしました。最後に、元IT土方として、あなたの健康とこれからの幸せ、そしてなにより、一刻も早くIT土方の生活が終わりを告げることを、心より願っています。


草々


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