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ニュージーランド在住のプログラマがあれこれ書くブログ

クライストチャーチの名店「Kinji」のスペシャルディナーに行ってきた!

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どうも、少食の食いしんぼう・はっしーです。胃袋が小さいだけで美味しいものには目がございません。

このブログでも度々取りあげている、クライストチャーチのやたらめったら美味しい和食屋さん・Kinji。2017年で、なんと開店10周年をむかえられました。おめでとうございます!!

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それを記念して、オークランドのレストラン・Kazuya とコラボした、一夜限りのスペシャルディナーが催されました。ヘッドシェフの Kazuya さんがわざわざクライストチャーチまで出向いて腕をふるってくださった特別な夜。いったいどんな料理が出てきたのか、レポートしていきます!

いつもの Kinji とは全然違う雰囲気!

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普段の Kinji は、和食屋さんというよりもカジュアル居酒屋な雰囲気なんですが、今夜ばかりは Kazuya コラボってことで、テーブルの雰囲気からして全然違います。真っ白のテーブルクロスにナプキン! 緊張するぞ!


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こちらは、ウェルカムドリンクとして出されたスパークリング日本酒・澪。これ甘くて美味しいんですよね……。左奥に見えているのは、青海苔のグリッシーニです。

前菜7種盛り合わせ

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さていよいよコースがスタート! まずは趣向を凝らした前菜の7種盛り合わせから。写真がいまいちピント合ってなくてすみません……。


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一品目、かぼちゃのスープ。ゼリーの中にスープが閉じ込められていて、ひと口に放り込むと、口の中で「ぷちッ」と弾けて野菜の甘みたっぷりのスープが広がるという代物でした。食感の妙に感激です。


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二品目、クラッカーに豚肉のリエットを乗せて。これはお酒がほしくなる味、笑


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三品目、一見かぼちゃの煮物みたいですが、サーモンのコンフィと豆腐のペーストです。このペーストが、お豆腐というよりチーズのような濃厚さで驚きました。サーモンとの相性ももちろん抜群。


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四品目、ポレンタとスパイスのスープ。ポレンタってとうもろこしの粉を練り上げたものなんですね、初めて食べました。味はお上品なカレーといったところ?


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五品目、ラタトゥイユと卵黄のコンフィ。見た目は地味ですけど、これが無類の旨さ。スープをぎゅっと吸ったお野菜が口の中でじゅわじゅわとほどけていきます。これぞ天国ですよ。


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六品目、スペイン産オリーブとチョコレートキャンディ。なんとオリーブに飴が刺さってます。パリパリとじゅわじゅわ、甘みと塩気の対比を楽しむ、まさに"アミューズ"といった一品。


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七品目、炭のチュロス。ぎょっとする見た目ですが、笑 アンチョビとにんにくのソースとの相性がぴったり。内側が思ったよりもちもちで美味しゅうございました。

前菜だけでかなり文字数を消費しちゃいましたが、まだまだ続きます!

自家製もち米パンが泣く旨さ

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続いては、Kazuya さん自家製のもち米パンにトリュフバター、さらに独自ブレンドのオリーブオイル。

このもち米パン、泣く旨さですよ。何もつけなくても甘みが際立ってて、そのまま食べて十分美味しい。外側はカリカリ、内側はもっちもちの理想的な食感。さらに独自ブレンドのオリーブオイルがびっくりするくらいの芳醇さで、パンにつけて食べると爽やかな香りが口いっぱいに広がります。

パンってお腹にたまりすぎるんで、いつもは控えることが多いんですけど、思わず一気に食べてしまいました!

Kazuya の看板メニュー "Texture"

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こちらは、Kazuya さんで5年以上看板メニューとして供されている、その名も"Texture"。カンタベリー地方産のものを中心に、30種以上の野菜を様々な手法で調理し、盛り合わせた一品です。野菜の下には生ハムとモッツァレラチーズが隠れています。

野菜大好きな自分には、こういう素材の味をそのまま楽しめる料理はたまらんですよ。人参、大根、オクラ、トマト、ブロッコリー、ナス、ラディッシュ、長芋、そばの実、といろんな食材が入ってるのもうれしい。

余計な味つけはほとんどされておらず、ドレッシング代わりとも言えるのは、上に振りかけられた、オリーブオイルでできた白い粉。……書いてて意味がわかりませんがそういう説明だったんですよー! パンと一緒に出てきたのと同じオリーブオイルからできてるそうです。


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特におもしろかったのが、この中央の白いの。なんと、玉ねぎのアイスクリームです。ほんのりと甘く、でも香りがしっかり玉ねぎが主張していて美味しかった!

本日のお魚・クエ

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いよいよメインに突入、まずはお魚です。日本では高級魚としておなじみのクエ。グリルしたクエに、人参のピューレと白菜を添えて、上には白味噌の泡を乗せてあります。

このクエが、今まで食べた焼き魚の中で最高レベルの美味しさ! 皮はパリパリ、身はふわっふわ。脂ののりも決してしつこくなく、するりと食べられました。至福……。

さらにさらに、クエの下にはホタテと赤えびも隠れておりまして、これがまたプリップリで美味かったのですよ。

低温調理のいとう和牛

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次はお肉! Kinji さんではすき焼きや握り寿司などでレギュラーメニューとして提供されている「いとう和牛」ですが、今日は低温調理 + 炙りと、いつも以上に手間暇かかってます。添えられているのは、じゃがいもとトリュフのピューレ、カブ、そしてキャラメリゼされた赤玉ねぎ。

肉から溢れ出る脂の旨さたるや。お肉の量はそんなに多くないのに、脂の味だけで十分満足できます。コースの後半なのでやや重たくなりそうなものですが、じゃがいものペーストがいい具合に脂を吸ってくれるのと、コンソメで煮られたカブが口の中をさっぱりさせてくれるので、余裕で完食でした。

お口直し・マンゴーのソルベ

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デザートに行く前に、マンゴーのソルベに、サングリアのジュレでお口直し。みかんのコンポートが中に入っており、砂糖でコーティングされたミント、そしてチョコレートキャンディが上に乗ってます。

サングリアのジュレの苦み、ミントの爽やかさが、満腹で重たくなった頭をシャキッとさせてくれ、最後のデザートに臨む前にお腹の調子を整えてくれました。いよいよラストの一品です!

Kazuya 風タルト・タタン

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メインのデザートは Kazuya 風タルト・タタンでした。

いやいや全然タルトに見えないんですけどって声が聞こえてきそうですが、中央のアイスクリームがタルト味になっており、リンゴのコンポート、リンゴの皮から作ったソース、クラム、メレンゲと一緒に食べると口の中でタルト・タタンになる! という恐ろしく手の込んだデザートだったのです。なんだそれ楽しいぞ!!

アイスクリームの隣りにあるのはフランス産チョコレートのケーキなんですけど、これが驚くほど大人のビターさ。これ以上苦いと破綻するんじゃないかというラインぎりぎりの甘さでケーキとしての美味しさを成立させている、これまた恐ろしい一品でした。


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コース料理はこれにて終了。ですが最後に、Kazuya さん特製プリンのおみやげまでいただいてしまいました! あとで大事に食べよーっと。

まとめ

いやいや、久々に素敵なコース料理を堪能しました! 思った以上に Kazuya さんの色が表に出たディナーでしたね。お会計後にキンジさんとお話したんですが「こんな料理があるのか……って作りながら勉強してます」っておっしゃってました。

Kinji さんの味のレベルは、日本で近所にあったら絶対通うってくらい高いので、クライストチャーチにお越しの際は「海外で和食?」って思わずにぜひぜひ立ち寄ってみてください。後悔はさせませんぞ!

最近ちょいちょいオークランドに遊びに行くことも多いんで、次回は Kazuya さんにもお伺いしたいですね! またがんばって働いて美味しいもの食べに来ようっと。