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ニュージーランド在住のプログラマがあれこれ書くブログ

職場逃亡して海外で再就職した元社畜から新社会人へのメッセージ

イチオシ記事▼

今年も早いもので4月に突入しました。日本ではリクルートスーツに身を包んだ新入社員の皆さんが緊張の初出勤をすませた頃でしょうか。

僕にも、そんなピカピカの新社会人の頃がありました。某メーカー系SIerにSEとして採用され、希望を胸に上京したんでした。もう8年も前になるのか。

結局その会社では、残業につぐ残業、いわゆる社畜的な仕事を余儀なくされた結果、過労死の危険を感じて職場逃亡するという事態に陥ってしまいました。その後英語を勉強してニュージーランドの大学に留学し、ITコースを履修。卒業後は幸運にも現地企業で採用していただき、プログラマとして毎日楽しく働いています。

日本のサラリーマンとしては落第生だった筆者ですが、ドン底を経験した自分だからこそ、新卒社会人の皆さんに送ることができるメッセージもあるんじゃないか。という視点でしたためてみたのが今日のエントリでございます。

楽しく仕事をしている先輩と仲良くなろう

誰と仲良くなるかは思った以上に大事です。仕事のやり方だって影響を受けるし、将来どんなプロジェクトに参加できるかだって、人脈によって変わります。

数字で見える成果を出している人、いわゆる「優秀な人」が気になるかもしれませんが、その成果は無理して働いたり、プライベートを犠牲にして手に入れたものかもしれません。それよりも、たとえ成果はそこそこでも楽しく働いている人とつきあったほうが、結果的に長く職場で活躍できることになるでしょう。

前職での同期のことを思い返すと、今も同じ会社で活躍しているのは、身を粉にして必死に働いていた人ではなく、毎日笑顔で仕事をしていた人だなぁと感じます。同期の中で真っ先に主任に昇進した人、何度も社長賞を獲得した営業、いくつもの信用金庫を担当している金融システムエンジニア。彼らはいつも楽しそうに仕事をしていました。一方で、筆者のように悲壮感を漂わせて働き方をしていた人はどんどん辞めちゃってますね。それぞれ転職したり起業したりして、今は楽しい人生を送れてるんですが。

また、楽しく働いてる人たちとは飲みに行っても楽しいんですよ。今どんなお客さんとどういう仕事をしているのか喜々として話してくれる。愚痴なんてこぼさないし、説教臭くもならないし。たぶん自分は説教臭い先輩だったな……。

そんなわけで、楽しく仕事をしている人と仲良くなって、その働き方を真似してみましょう。どうせ毎日働くなら楽しくないとね。

自分だけは最後の逃げ場所にしておこう

ときとして、仕事はとてもストレスフルなものになりえます。お客さんや上司から厳しく追及され、無力感に打ちひしがれるときもあるでしょう。

しかしどんな状況であっても、自分で自分を追い詰めることはしないでください。自分を追い詰めるのは他人や仕事だけで十分なんです。自分だけは最後の逃げ場所にしておかないと潰れてしまいます。その潰れ方が、筆者のように職場から逃げ出すだけで済めば良いのですが、最悪、出勤途中に電車にダイブなんてことになったら取り返しがつきません。

大変な仕事であっても「がんばろう」と思えるうちはがんばればよいです。しかし人間、がんばれないときだってある。体調がすぐれない、ノルマがあまりにもきつい、仕事が自分の適性とマッチしない、などなど。そんなときは、無理してがんばる必要はありません。早めに退社すればいいし、休みを取ればいいし、会社を辞めたって大丈夫です。

所詮、仕事なんてそんな無理してまでやるもんじゃないですから。

仕事で人生棒に振らないでね

就活戦線をくぐりぬけて就職した皆さんは、その中で「社会人とは〜」「もう学生ではないのだから〜」といったありがたい御託を耳にタコができるほど聞いてきて、「学生気分を抜いてがんばらないと!」と肩に力が入ってるかもしれません。

でもね、社会人なんてそんな大層な人種じゃありませんよ。学生じゃないんだから簡単に休みをとっちゃいけないとか、常にプライベートより仕事を優先しないとダメだとか、そんなのを本気で信じている人がいるとすれば、それは私を滅して会社にご奉公している自分に酔ってるだけです。

ニュージーランドで暮らしていると、「定時内はしっかり仕事、5時過ぎたらすぐ退社」っていう働き方が身近すぎて、サービス残業だとか社畜だとかっていう言葉が飛び交う日本の労働環境っていったいなんなんだろ、と考えさせられます。マネジメント層はある程度長時間働いてますが、それでもせいぜい夜7時までだし。

仕事は長い人生を構成するほんの一部にすぎません。多少はお金がないとほしいものも買えないし、毎日家でダラダラするのも暇でしょうがないから働きに行ってるとでも考えて気楽にいきましょう。でも全然仕事ができないのもつまんないから、先輩を頼ったり、本で勉強したりして、少しずつスキルを身につけていく。それくらいに捉えれば十分ですよ。

くれぐれも、仕事に消耗しすぎて人生棒に振らないでくださいね。

すべての新社会人の皆さんに、健全な勤労の喜びと、楽しい月曜日が来ますように!