生き方

嫌な環境から前向きに逃げよう

Contents

「日本社会不適合者」な自分

いきなりですが、僕は「日本社会不適合者」であると思っています。

以前は日本のSIerでシステムエンジニアをしていましたが、どうしてもそこで働き続けることができず、また全く日本で再就職する気にならず、海外での再就職を目指して現在ニュージーランドで学生生活を送っています。

何が嫌なのか?

第一に、残業したくないです。前職ではプロジェクトが炎上に炎上を重ねていたこともあり、年に2ヶ月は月の残業時間が100時間を超えるときがありました。もう二度とあんな働き方はしたくありません。とにかく僕は残業を憎んでいます。

第二に、有給休暇を全部消化できないのが嫌です。有給休暇は労働者の権利ですが、ご存知のように日本で有給休暇を全部消化するのは非常に難しいです。もちろん申請すればいいだけの話ですが、有給休暇ガンガン使う労働者は今の日本ではほぼ確実に疎まれます。大きな顔して有給休暇使いたいです。

第三に、年金を払いたくありません。少子化がどんどん進む日本で、同時代の若い世代が老人世代を養うシステムはどうかんがえても破綻が見えています。にも関わらず月に数万円も取られるのが我慢なりません。ニュージーランドでは市民権とある程度の居住歴があれば掛け金無しで自動的に年金受給資格が得られます。*1  今は障害年金に備えて年金の掛金を払っていますが、永住権を取得してさっさと止めたいと思っています。

とりあえず3つあげましたがほかにもいろいろあります。とにかく日本の労働環境が嫌でしょうがありません。

じゃあどうして起業しないのか?

こう不平不満を言うと必ずこう切り返してくる人がいます。

「じゃあ、起業すればいいじゃん?」

あのね。

無茶言わないでください。

そう簡単に起業できれば苦労しません。そもそも残業しまくり、有給余りまくりの社会に問題があるのに、なぜ自分がリスクを取って起業しなきゃいけないのでしょうか。それよりも、「残業はしないのが当然」「有給は全部消化してあたりまえ」という風潮が既にある社会に飛び込むほうが確実です。

前向きに「逃げる」という選択肢

石の上にも三年ということわざがあるように、日本では我慢することが大切とされています。多少の不平や不満は押し殺して耐えるのが美徳とされる国です。
しかし自分を取り巻く環境があまりにも自分にとってつらいのなら、前向きに逃げてしまっていいと思います。江戸時代ならいざしらず、今は自分で所属する環境を選べる時代なのです。毎日無駄にストレスを貯めこむ必要は全くありません。

 

「少なくとも3年」などといわず、「ここは合わない」と思ったらすぐに逃げる準備を始めたほうが賢明です。ストレスに殺されてしまっては遅いのです。

ABOUT ME
はっしー
ニュージーランド在住の元プログラマ。 日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験して過労死しかけたことをきっかけに国外脱出、毎日定時帰りの生活と年収アップを実現させる。脱社畜、英語、海外移住などをテーマに情報発信中。Twitterフォロワーは1万8千人以上。ニュージーランド永住権ホルダー。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です