はじめに
留学するにあたって最も心配だったのはお金の問題です。システムエンジニア時代はかなり残業が多かったので幸いにも貯蓄は一般の人よりも多くありましたが、それでも「ほんとにこれで足りるよな?」と何度も確認をしました。みんな知りたいことのはずなのに、あまり具体的なデータがネットに転がっていないのも不親切です。ということで、今後留学を志す皆さんの参考になればと思い、自分の留学にかかった費用を公開したいと思います。
ざっくりした費用
レートは2014年10月現在に即して$1=¥90としました。渡航費は日本円で支払ったのでNZドルの記載はありません。
項目 | NZドル | 日本円 |
---|---|---|
学費 | $25,124 | ¥2,261,160 |
渡航費 | – | ¥79,390 |
保険 | $632.68 | ¥56,941 |
住居費 | $6,240 | ¥561,600 |
食費等 | $6,000 | ¥540,000 |
合計 | – | ¥3,499,091 |
1年間でかかる最低の金額がこれくらいです。ぱっと見ていただいてわかるとおり、ひょいっと払える金額ではないのがおわかりになると思います。特記すべき事項は以下の内容です。
- 学費はニュージーランドの国立大学理系学部では最も安いです。文系学部ならもう少し安くなります。ほかの大学では、オークランド工科大学は1.2倍、カンタベリー大学は1.5倍かかると思ってください。
- 住居費は現在のフラットの値段です。週$130で水道光熱費にインターネット代込み。全体的に家賃の安いLincolnにあってもかなり安い方です。一般的には$150くらいのところが多いと思います。クライストチャーチ市街地ではもっと高くなります。
- 食費等には遊興費を含んでいます。外食をほとんどせず節約に努めても月$500以内に納めるのは至難の業です。日本食食材だけでなく、ニュージーランド国内で生産できる肉や野菜なども日本の感覚から比べると割高です。
- ニュージーランドの大学に通う留学生は保険への加入が義務付けられています。
- 学生ビザの取得には、$15,000相当の銀行残高があることの証明が必要です。
以上のことを考えると、留学に際しては最低でも400万円、できれば500万円以上の資金が必要だと言えるでしょう。