生き方

最低限の物欲で、最低限に暮らしたい

僕がニュージーランドでの永住を目指している理由のひとつに、この国では物欲がなくても生きていけるからというのがある。

最近日本でもミニマリストと称して、最低限のものだけで豊かな生活を送るというライフスタイルが注目を浴びつつあるようだ。
次の動画では、バリバリのエリートサラリーマンとして激務で高給取りの生活を送っていた講演者が、どれだけお金を稼いでも豊かさを感じられず、ついにミニマリストとしての生活を選ぶに至る過程が語られる。

A rich life with less stuff | The Minimalists …

「独身なのに、リビングがふたつあるコンドミニアムに住んでいたんだ」というくだりはいかにも滑稽だ。まさに彼は、無駄にお金をつかうためにお金を稼いでいたということだ。

当初ニュージーランドに来たときは、この国で物欲が必要ないということには気づいていなかった。むしろ、いろいろなものが日本より割高なことに驚き、これは卒業したらがんばって仕事しなければ、と思っていたくらいだった。ところが、学校の課題が忙しくなってクライストチャーチ市内に行く暇がない生活が数週間続いたとき、自分の中の物欲がほぼゼロになっていることを知った。
もののあるところに行かなければ、欲なんてうまれないんである。

事実、ニュージーランド人は生活必需品以外のものをあまり買わない。そしてだいたいのものを中古品か自作ですませてしまう。まず、街を走っている車のほとんどは中古車。本は新品で買うとものすごく高いので中古で買う。で、読み終わったらおなじくらいの値段で売ってしまう。家も中古物件を買うのが普通だ。

日本のように、次々の新商品を発表して人々の物欲を刺激してお金を使わせるのが資本主義的には正しいのかもしれないが、ことニュージーランドにおいてはそのような商習慣は根付いていない。だからこそ、人々がお金を稼ぐのにあくせくすることなく、ゆったりとした人生を過ごせているのかもしれない。

日本は時々訪れて遊ぶにはいいところだが、暮らすには忙しすぎる。なんとかこの国に根を下ろす方法を模索している今日このごろであります。

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はっしー
はっしー
ニュージーランド在住の元プログラマ。 日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験して過労死しかけたことをきっかけに国外脱出、毎日定時帰りの生活と年収アップを実現させる。脱社畜、英語、海外移住などをテーマに情報発信中。Twitterフォロワーは1万8千人以上。ニュージーランド永住権ホルダー。

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