LIGのライター、セブヤンさんがTOEIC255点から1年で700点を目指す企画をはじめられました。こちらでまとめが見れますね。matome.naver.jp
始めたばかりとあって、セブヤンさん、だいぶ苦戦しているようです。簡単な質問でも返答に時間がかかってますし、時々相手の質問も聞き取れてないようです。また、しゃべる内容も完全な英文ではなく、単語の羅列が目立ちます。
このセブヤンさんの気持ち、とてもよくわかります。ただでさえ慣れていなくて緊張しているところで、英語で話しかけられると、簡単な単語も文も出てこないです。自分も最初に英会話のレッスンを始めたときは、まっっったく話すことができずに落ち込みました。
しかし、日本人が英会話を習得するのに必要なのは、話す機会です。これだけです。話す機会は井戸の呼び水のようなもので、最初にある程度慣れてしまえば、あとは勝手に話す内容は湧き出てきます。
と言うのには根拠があります。英語の内容を80%〜90%理解するには、3000語のボキャブラリーがあればよいそうです。*1
そして、文部科学省の報告によると、高校卒業時までのボキャブラリーの到達目標は3000語とのこと。*2
つまり日本人の英語の語彙力は、すでに英語を理解するのに十分な水準に達しているのです。自分の中にボキャブラリーが既にあるわけで、これを実践で使えるレベルに引き出してくれるのが、定期的に英語を話す機会なのです。
ですから、セブヤンさんは間違いなく英語しゃべれるようになります!そして、ほとんどの日本人もしゃべれるようになります!
留学生活を通してみても、英語で話せる友人がいる人はみんな英語が上手になっていきます。一方で、いつも母国の友人とだけ固まっている人の英語は下手なままです。当たり前のことですが、裏を返せば英語で話す機会さえあれば英会話が身につくといういい証左だと思います。
最後に参考書の紹介を。自分が英会話力を鍛えるためによく使ったのがこの2冊です。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
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短い簡単な和文の英訳を数秒で行うというトレーニングです。中学生レベルの文がほとんどなので、英訳自体は簡単なのですが、それを瞬間的に行うというのがミソ。これで相当会話の瞬発力が上がります。英会話をもっとスムーズにできるようになりたい方にオススメです。
ということで、がんばれセブヤンさん!