クライストチャーチには寒波がやってきておりまして、外は強風アンド冷たい雨。今日は朝から家に閉じこもってマイブームの抹茶ういろう作りに精を出してました。友人やホストファミリーにふるまったところ、これが思いのほか好評で嬉しい限り。
で、ニュージーランド生活を1年やってみると、日本食の調達の仕方がだいたいわかってきました。
クライストチャーチのように日本人がそこそこ住んでいる街では、輸入食品店でだいたいの食材は揃います。
醤油やミリン、麺つゆに焼肉のタレなどの調味料はもちろんのこと、納豆、カニカマ、油揚げ、雪見だいふくにガリガリ君、ねるねるねるねまで。
梅干しや味噌、豆腐はニュージーランド国内で作られているものもあります。
もちろんどれも日本で買うより割高ですけど、ニュージーランドの食材にくらべてそこまで高くはないので、不便を感じることは少ないです。
ういろうのように売ってなくても自分で作れるものもありますしね。レシピはネットで検索すればすぐ手に入る時代。便利になったものです。
ですが……
世の中どれだけ発達しても、どうしても手に入らないものがあるんです!
今回はクライストチャーチで手に入らない、日本でお馴染みの食材を紹介します。
Contents
数の子
数の子、ない!あのプチプチさくさくの食感は時々無性に恋しくなります。
基本的にニュージーランドでは魚卵を食べる習慣がないんですかね。タラやサーモンは普通に食べるのに、たらこやイクラがスーパーで売ってるところは見たことありません。冷凍のたらこやトビコはアジアンマーケットで売ってますけど、べらぼうに高いので手を出したことは無いです。
大葉
大葉、売ってないですねー。
浅漬けや焼きそば、スパゲティなんかを作るときに大葉があると風味が全然違うのですが、手に入りません。
ただし大葉の種は「Japanese Siso Basil」とかなんとかで売ってるのを見るので、自分で育てればなんとかなりそうです。そのうちプランターを手に入れてチャレンジしてみたいです。
ピーマン
意外なところで、ピーマンも売ってません。
クライストチャーチで出回っているのは Cupcicum と呼ばれる、肉厚で大きなパプリカみたいなやつです。日本でメジャーな、小ぶりで柔らかい、肉詰めなどに使えるピーマンはありません。こちらの中華料理店でチンジャオロースを見かけないのはこのせいでしょうか。
筆者は一人暮らし時代、ピーマンを使った常備菜をしょっちゅう作っていたので、いい相棒がいなくなったみたいで寂しいです……。
激辛系のカレー
普通のスーパーマーケットでも「こくまろカレー」と「ゴールデンカレー」は売ってるので、カレーは問題なく作れます。が、とにかく辛いものが食べたいときってあるじゃないですか。筆者が日本で愛用していたのはグリコのLEE、そしてハウスのジャワカレー。これらはメーカーがそもそもニュージーランド市場に参入していないのか、マーケットで見かけません。
一時帰国の時に買っておけばよかったかなーと、ちょっと後悔しています。
ニュージーランド人は極端に辛い味付けを好まないので、しかたないところでしょうかね。辛いものが食べたくなる、うだるような暑さがないのも一因かも。
豚こま
ニュージーランドは食肉大国ですが、売られているのはステーキ用のブロック肉、そしてミンチがほとんど。
豚のこま切れって、ささっと火が通って自炊にはすごく便利なんですけど、全然売ってません。
こちらでは、お肉はじっくりローストして、ナイフとフォークで食べる文化ですからね。ニュージーランドの人が豚こまを見たら、「なんじゃこの肉の切れっ端は!?」と驚くかもしれませんねー。
野菜炒めや豚キムチ的なものが食べたいときは、もっぱらアジアンマーケットで売ってる冷凍のスライス肉を利用しています。
まとめ
海外では日本とまったく同じ生活はできないのが当たり前ですが、慣れ親しんだ食べ物がないのはやっぱり寂しいものがあります。
クライストチャーチに留学や移住を検討している人は、これらの食材とはしばらくお別れすることになると心の準備をしておいてくださいねー。
あと、筆者が知らないだけで「これ売ってるの見かけたよ!」という方は教えていただけると飛び上がって喜びますので笑、情報提供お待ちしております。