このブログを「大学 社会人 再入学」のキーワードで検索してきてくださる方が多くいらっしゃるようです。
勤めていた会社を辞めて留学して実感しましたが、大学生をやり直すのはほんとに楽しいし、人生の糧になりますのでオススメです!
再入学のメリットを最大限活かすには、決断は早ければ早いほどいいと思いますので、ぜひ若いうちに行動を起こしましょう ^^
……え?
「プロジェクトがデスマーチ中だから、いま辞めると周りに迷惑がかかる」?
「仕事を辞めたいけど、引き継ぎできる相手がいないから辞められない」?
何を悠長なこと言ってるんですか!
周りの迷惑なんかあとで考えればいい!
まずは退職して自分の時間を確保することが大事ですよ!
Contents
「円満退職」はできるときにやればいい
数ある転職サイトはどこも、「円満退職」を薦めています。
たしかに、お互い笑ってサヨナラできるならそれがベストでしょう。
しかし、会社を辞めたいと思っているということは、多少なりとも会社に不満があるのではないでしょうか。
残業が異常に多いとか、給料が少ないとか、有給取れないとか、パワハラやセクハラを受けているとか。
もしそうなら、なぜそんな会社に気をつかわなければならないのですか?
そこまでお人よしになる必要はゼロです。
むしろ、最後に相手に平手打ちを食らわせるくらいのつもりで、すぱーーーーっと辞めてしまえばいいんです。
だって会社が悪いんですから。そうでしょ?
「退職届」を出せば2週間で辞められる
民法第627条にはこのように定められています。
1. 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
つまり、「会社辞めますわ ^^」と申し入れてから2週間経てば、会社を辞められるということです。
デスマーチだろうが、引き継ぎ先が無かろうが、関係ないのです。法律はちゃんと労働者に有利なようにできてます。
会社によっては独自の退職願のフォーマットを設けており、それに則らないとダメだというところもあるかもしれませんが、法律上はそんなことありません。口頭で「辞めます」と言っただけでも退職できます。
ただし、口頭では言った言わないの水掛け論になる可能性がありますので、
内容証明郵便で退職届を会社に送りつけるのが良いでしょう。
よっぽどひどい職場ならこれで十分!
残業は会社都合退職の理由になる
過剰な残業やハラスメントが理由で退職する場合、会社都合退職扱いにできます。
まず残業について。
このまとめによると、
- 退職の直近3ヶ月の残業時間が月45時間以上
- 退職の直近2〜6ヶ月の残業時間が月平均80時間以上
- 月100時間以上の残業を経験した
このいずれかに該当する場合は、会社都合退職にできます。
またハラスメントについては、厚生労働省の雇用保険制度に関する「特定受給資格者」のページに記載があります。
「特定受給資格者」とは簡単に言うと、自己都合退職だけど会社都合退職と同様に扱われる対象、と考えていただいて結構です。
上司、 同僚等からの故意の排斥又は著しい冷遇若しくは嫌がらせを受けたことによって離職した者及び事業主が職場におけるセクシュアルハラスメントの事実を把握していながら、雇用管理上の措置を講じなかった場合
セクハラだけでなく、パワハラや職場でのいじめも含まれます。
これなら失業保険の給付もすぐに受けられますし、自己都合退職と違って退職金も多くなる可能性がありますね。
つまり、厚生労働省も「残業やセクハラが理由で辞めるなら、それは会社が悪い」とお墨付きってことです。
胸を張って会社都合退職にしてしまいましょう!
【超重要】
会社都合退職にしたい場合は退職届の記載理由に注意してください!
個人的都合による離職でない場合は、会社都合に該当する可能性がきわめて高いので、会社都合の具体的な理由を書くようにしましょう。そうしなければ、自己都合で処理をされてしまい、失業給付の支給時期や給付日数に大きな影響がでてきます。
退職届に「一身上の都合により」と書いてしまうと、どれだけ会社がひどいことをしていようが、自己都合とみなされてしまいます。
一部の会社では退職届に既に「一身上の都合により」と印刷されていたりする場合があるので特に注意してください。
「残業が月100時間を超えるため」「社長のセクハラのため」など、
「おめーのせいで辞めるんだよ!」と強い意思表示をすることが必要です。お忘れなく!
「円満退職できない相手だっている」、と割り切る
労働者も雇用者も、「今までおつかれさま、また縁があったら仕事しようね」と気持よくわかれられるなら、それが一番です。
しかし残念ながら、世の中そうではないケースが数多くあります。
そして大抵の場合、不利益を被るのは一方的に労働者の方です。
長時間労働で体調を崩してしまったり、貴重な20代にまともなスキルを身につけられなかったり、最悪の場合、命にかかわることまであります。
たかが仕事で人生狂わされてしまっては、たまったもんじゃありません。
そんな会社と縁を切るには、円満にとか穏便にとか関係なく、一刻も早く辞めることだけを考えましょう。
「円満退職できない相手だっているのだ」、と割りきることが大事です!
くれぐれも円満退職にこだわって人生を無駄にしないでくださいね。ということで、今日はこれにて。

- 作者: 日野瑛太郎
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