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転職

元社畜SEが教える、IT土方から抜け出す方法

「IT業界で働きたいけど、残業が多そうで怖い」という不安を抱えている人、多いんじゃないだろうか?

確かに、IT業界は一歩道を間違えるとデスマーチという落とし穴が待ち受けている。
あまりに過酷な働き方から「IT土方」なんて言葉もあるくらいの業界だ。

僕は、かつては日本でシステムエンジニアとして働き、毎日終電、休日出勤も当たり前のブラック労働をしていた。
そこから脱出して、今ではニュージーランドのIT企業でプログラマをやっている。
残業はゼロで毎日定時で帰れる職場だ。

天国と地獄の両方を見てきた経験から、今日はどうすれば「IT土方」にならずに働けるかについて考えたいと思う。

なおこの記事では「IT土方」を「過剰な残業(月60時間以上)、休日出勤を強いられるIT技術者」と定義する。

ITゼネコンの一部になるな

日本のIT業界の特殊性を表すのによく使われるのが「ITゼネコン」という言葉だ。
これを知らずにIT業界に就職すると、理想と現実のギャップに苦しむことになる。

IT業界のうち、システムインテグレータと呼ばれる業態は、その多くがこの構造の一部になっている。
ITゼネコンに組み込まれた状態だと、不幸な働き方になる可能性がとても高い。
まずは以下の図を見てほしい。

ITゼネコンにおけるレイヤーと、その役割はおおかたこんな感じ。

大手ITベンダー

いわゆる「元請け」と言われる人々で、発注元から仕事を取ってくるのはここ。
元請けは主に顧客との折衝やマネジメントを行い、プログラミングを担当することはまずない。

クライアントから最初にお金が流れ込むところなので、給料は抜群にいい。
また、コンプライアンスや福利厚生もしっかりしている。
サービス残業を強いられるケースはほとんどないだろう。
このレイヤーに入れればIT土方になる可能性は低いが、クソなプロジェクトに配属されると地獄を見るので結局は運次第だ。

また前述のとおり、仕事内容は技術とはかけ離れた部分に限定されてしまう。
がりがりコードを書いていたいと考える人には、あまりおもしろくない仕事になるだろう。

下請け

仕事を受注したはいいものの、元請けの社員だけではシステムをつくり上げることはできない。
ということで、元請けは設計やプログラミングの仕事を下請けに発注する。
プログラミングが好きな人にとっては悪くない職場かもしれない。
開発は自社で行う場合も、元請けの現場に入って派遣契約で行う場合もある。

ただし、プログラミングの環境はしばしば不条理なものになってしまう。

例を挙げると、

  • 元請けがむちゃくちゃな納期を要求して徹夜の嵐
  • 元請けから支給されたPCのスペックが貧弱過ぎて仕事にならない
  • 元請けが作った謎のオレオレフレームワークを使わせられる

などなど、元請けがまともかどうかで仕事の質は大きく左右される。

下請けは元請けより弱い立場のため、あまり大きな声で反論することもできないし、給与もかなり劣る。
ざっくりいうと、元請けが年収500万円だとしたら下請けは年収300万円程度と思っておいたほうがいい。
そうなると「IT土方」の仲間入りだ。

プログラムに関わる仕事はできるものの、なにもITゼネコンの下請けでやらなくてもいいんじゃないか? と僕は思う。

孫請け

下請けが人手不足になったとき、さらに投入されるのが孫請けの人々。

ここまでレイヤーが下になってしまうと、もう別の仕事探したほうがいいレベルだ。
給料は下請けよりもさらに下がるし、元請けや下請けの仕事の遅れがダイレクトに影響する。

その現場がどれほど悲惨なものになるかは、ぜひこの映画を観て確認してほしい。
あえてここでは多くを語らないでおく。

ということで、技術的な仕事を”幸せに”したいのなら、絶対にITゼネコンの構造に入ってはいけない。

IT土方にならないための具体的な方法

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ここまでは、「こんな職場は避けよう」という視点からIT土方にならないための条件を探ってきた。
つまり、危険地帯を避けるアプローチだ。

次に、より積極的に、幸せに働ける職場を探すことで、IT土方的な労働を回避する方法を考えてみたい。

高いプログラミング技術を身につける

IT土方に陥ってしまう大きな理由は、アピールできる技術が無いがために、ホワイト企業で働けないことだ。
日本のIT業界は、学部・経験不問で誰でも雇ってくれるところが多いが、本来、システム開発はそれほど簡単な仕事ではない。
にも関わらず未経験の人間を雇う現場は、それだけ技術レベルが幼稚である可能性が高く働き方もブラックになりやすい。

IT業界で働いてみたいけど、プログラムを1行も書いたことがないという人は、一度、専門のプログラミングスクールを試してみたほうがよい。
現役のエンジニアから開発技術を学ぶことで就活・転職市場でも有利になり優良企業に入りやすくなるし、万が一ハズレの現場に配属されたとしても、そこがハズレだと見抜くことができる。

プログラミングスクールはたくさんあって選ぶのが大変ではあるけど、ここでは誰にでもおすすめできる選択肢として、 場所を問わずに受講できるオンラインスクールのTechAcademyを紹介しておく。
最短4週間で未経験からでもプロのエンジニアになれる短期集中型のオンラインプログラミングスクールだ。
受講者ひとりひとりに専属のメンターがつくので、わからないこともどんどん質問できる。

特におすすめしたいのはWeb アプリケーションコース。
ここで習得できる Ruby On Rails という技術は、Web 開発技術として世界中で広く使われており、一度会得すれば、文字通り世界を舞台に活躍することも夢ではない。
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【無料体験あり】現役プログラマおすすめプログラミングスクール3選!こんにちは、ニュージーランドで働くプログラマのはっしー(@hassy_nz)です。 そんな疑問や悩みに、海外で働く現役プロ...

IT系の大学や専門学校を出ていなくても、こうしたスクールで開発手法をきちんと学べば、優良企業で通用するスキルが身につく。
これだけでも、IT土方になってしまう確率を大きく下げられる。

フリーランスになって職場を選ぶ

ある程度エンジニアとして技術が身についているのなら、フリーランスという働き方もある。

フリーランスになるメリットとしては、

  • 会社員より格段に高収入が狙える
  • 自由な勤務時間で働ける

ことが挙げられる。
賃金が低く、勤務時間の裁量もないIT土方とは真逆の働き方が実現できるだろう。

自分がフリーランスでやっていけるかどうか自信がない……という人も、自分のレベルを知るために案件紹介サイトへの登録をしてみることをオススメする。

たとえば、MIDWORKS なら無料で登録でき、フリーの経験が無い人でも専門のコンサルタントが一緒にキャリアを考えてくれる。

年収が平均で238万円アップ>*1という実績もあるので、まずは登録だけでもしてみて損はないだろう。

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英語を身につけて、海外で働く

残念ながら、日本は海外に比べてITエンジニアの待遇が圧倒的に悪い。
海外では、IT業界は高待遇の代名詞とも言える職業で、ほかの職業に比べて格段にいい給料をもらいながら、自由な働き方を楽しむことができる。

僕は実際にニュージーランドでプログラマとして勤務しているが、ただの一度も残業したことがないし、給料も日本で働いていたときに比べて高い金額をもらっている。
周りの同僚も優秀な人ばかりだし、いつも楽しそうなので、一緒に働いていてとても気持ちがいい。

英語を習得し、海外での就職を目指すのは、脱IT土方の方法としてかなり魅力的だ。
一度実現してしまえば、一生どこの国でも働けると言っても過言ではない。
興味のある人にはぜひチャレンジしてもらいたい。

英語力を身につけるにはいろいろな方法があるが、日本人が最も苦手とするのはスピーキングなので、オンライン英会話を早めに始めるのがいい。

実績で選ぶなら、世界20カ国、累計2000万人に利用されている EFイングリッシュライブ がオススメだ。
世界各国で語学学校を運営している Education First という会社が母体となっているので、レッスンの質はお墨付き。
ただしゃべるだけでなく、リーディングやライティングなどの能力も同時に磨きたい
と考える人にはうってつけのサービスだ。


まとめ ー 職場を見極め、自分で選ぼう ー

IT土方的な働き方に陥ってしまう原因をまとめると、クソな職場を見極められず、そこから抜け出す能力もないからだと言える。

かくいう僕も、数年前までは立派なIT土方として、月100時間を超えるような残業をひたすらこなす毎日だった。
しかし、一念発起してプログラミングを一から勉強し直し、英会話もきっちり習得したことで、今ではニュージーランドでプログラマとして楽しく働けている。

IT業界で働くなら、決して受け身になってはいけない。積極的にスキルを磨き、常に職場を変える勇気を持つことが必要だ。

この記事が、皆さんの脱IT土方の一助となることを願っている。

*1:2017年5月現在

ABOUT ME
はっしー
ニュージーランドで働くプログラマ。 日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験して過労死しかけたことをきっかけに国外脱出、毎日定時帰りの生活と年収アップを実現させる。脱社畜、英語、海外移住などをテーマに情報発信中。Twitterフォロワーは1万人を超える。ニュージーランド永住権ホルダー。

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