雑記

自力でビザ更新しようとしたら痛い目にあった話(後編)

前回までのあらすじ

学生ビザ失効まで一週間となったその日、移民局に連絡した筆者は、ビザ申請が受理されなかったことを知った。
迫るビザ失効日。どうなる!


筆者「えーっと、不受理って、何がいけなかったんでしょう?」
係官「健康診断とレントゲン検査の証明です。それを添付して頂く必要があります」

これは全く想定していませんでした。
たしかに、ワークビザ申請の手続きの一部に健康診断があります。しかし、3年以内にすでに健康診断証明を提出している場合、受ける必要はありません。
筆者は昨年行った学生ビザの申請時にそれを実施していたので、必要無しと判断していたのです。
どうしてまた健康診断を受けなきゃダメと判断されたのか、全然わかりません……。

筆者「わかりました……でも、ビザの期限があと1週間しかないんですが」
係官「なるほど、ではまず最寄りの指定病院で、健康診断を早急に予約してください」
係官「提出いただいた書類は、パスポートも含めてすべて郵送で返却されます」
係官「パスポートは健康診断に必要ですので、忘れずに持って行ってください」

係官のアドバイスはここまででした。

しょうがないのでクライストチャーチ市内の病院に予約を入れます。
一応パスポートが必要かどうかも確認しましたが、やはりパスポート原本が無いと健康診断はできないとのこと。
月曜日の朝にパスポートが届くかどうかが運命の分かれ道となりました。うむむ。


健康診断予約日の当日朝。
通常であれば、朝9時頃には小包が届きます。
しかし9時を過ぎても10時になっても、いっこうに郵便屋が来る気配はありません。
再度移民局に電話をかけてみます。

筆者「あのー、先週送り返してもらったパスポートが届かないんですが……」
係官「わかりました、今お調べしますね」
……
係官「お待たせしました、朝のうちに宅配されたのですが、何らかの理由で届けられなかったようです

いや届けられなかったじゃねーよ!

筆者「いや今日パスポート要るんですけどどうすればいいんですか……」
係官「郵便受けの中にカードが入ってると思います。その指示に従ってください」

いわゆる不在配達票に相当するようなやつがあるからそれを見ろと。
電話を切って急いで郵便受けを確認に行きます。

……なんもねぇ……

係官の言ってたカードってやつが影も形もありません。
しょうがないので再度移民局に電話して追跡番号を問い合わせ、
郵便局のサポートセンターに状況を尋ねました。

サポセン「お客様の荷物は、いま配送者のドライバーがお預かりしております」
サポセン「最寄りの郵便局で、今日の午後3時以降にお受け取りになれます

詰んだ。

パスポートが戻ってくるのが午後3時では月曜中の健康診断は無理。
火曜日に健康診断を受けてその日のうちにビザ申請をしたとしても、
木曜日までに受理されるかどうかは非常にあやしい……。
もし万が一、「やっぱりこの書類も必要だったわ。よろしく!」とか
移民局から連絡があったらどうするんだよ……。

っということで、あわてて日本行きのチケットを押さえ、
水曜日に日本に帰ってまいりました。

いやー、こういう大事な手続きは全部自分でやろうとしてはダメですね!
大学の学生課、友人、だれでもいいからやりかたを確認した上でやるのが確実。
いい勉強になりました。

まったく予想外の一時帰国となりましたが、
久々の日本の夏を満喫してから帰ろうと思います。
ワークビザの申請は日本からでもできますし。

ABOUT ME
はっしー
ニュージーランド在住の元プログラマ。 日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験して過労死しかけたことをきっかけに国外脱出、毎日定時帰りの生活と年収アップを実現させる。脱社畜、英語、海外移住などをテーマに情報発信中。Twitterフォロワーは1万8千人以上。ニュージーランド永住権ホルダー。

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