こんにちは。
8月の終わり、減りゆく口座残高と日々戦っている筆者です。大切なのは開き直りですね。残高なんてのはただの数字ですよ!
さて、一時帰国して以来、ニュージーランドで購入したペーパーバックをコツコツ読み進めておりまして、今日ようやく読破することができました!
↓この本↓

Brick by Brick: How LEGO Rewrote the Rules of Innovation and Conquered the Global Toy Industry
- 作者: Bill Breen,David Robertson
- 出版社/メーカー: Random House Business
- 発売日: 2013/06/27
- メディア: ペーパーバック
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みんなが知ってるレゴの創業の歴史から、経営の多角化に失敗して破産寸前まで追い込まれた危機を乗り越え、いかにしてレゴブランドを再興したかについて書かれた本です。
300ページ程度のボリュームですが、文の構造を読み砕きつつ、わからない単語は意味を調べてノートに書きつつ、という感じでやっていたら25時間くらいかかりました……。
1冊読み終えたところで、今後の読書をより有意義にするためにも、読破の過程で気づいた点、実践した点をまとめておきたいと思います。
構造がわからない文は必ず解析する
単語だけを追いかけて、なんとなく意味がつかめた感じになってしまうのは、英語の勉強として無意味であるばかりか、時間が無駄になるし見当違いな自信も身についてしまうので最悪です。構造がすぐつかめない文章にぶち当たったときは、必ず立ち止まって、きちんと解析してから次に進むことが大事だと思います。
関係代名詞や現在分詞・過去分詞などが多く含まれる、一見複雑な構造の文も、解析を繰り返して慣れてくればパターンが見えてきますし、文の全体像を先読みしながら読めるようにもなります。今回この先読みの感覚が身についたのが非常によかったです。
また、筆者は今回の精読で、仮定法の倒置におよそ10年ぶりに出会いました。実際にはIELTSの勉強とかで見ていたのかもしれませんが、全然意識できてなかったです。これも自分にとっては大きな進歩。読めるだけでなく書けるようにもなれば、かなりのステップアップかなーと思っています。
単語をメモるときは絵と一緒に
最初は、ノートに単語と意味を淡々と書いていたのですが、それだと何度も出てくる単語でもなかなか意味が覚えられないことに気がつきました。ですので後半は、単語 + 意味 + 意味を表す絵を一緒に書くようにしました。イメージと言語の両方の情報で覚えることになるので、記憶の定着も違う、ような気がします。
そういえば子供のときは、社会でも理科でも、ノートにひたすら絵を入れて勉強してました。単純にそのほうが楽しかったのでやってたんですが、なぜ大人になって辞めてしまったのか不思議です。あとでノートを見返すときにも楽しくなるし、これは積極的にやってこうと思います。
また単語に着目して読んでいくと、著者独特のことばの使い方が見えてきて面白いです。この本に関して言うと、A reside in B (特徴AはBに存する) という言い回しが多いのが特徴的でした。今まで知らなかった単語でしたがすっかり覚えてしまいました。
ちなみにメモった単語数は1000以上でした。 いやー、知らない単語はまだまだ山のようにあります……。
最後に
30年生きてきて、今までちゃんと洋書を読みきったことがなかったので、その経験を0から1にできたのは自信になりました。一方、ペーパーバックはあくまで英語で書かれた本でしかなく、英語の教科書ではありませんから、英語学習に活かすには、適切なレベルの本を正しい方法で読まないと時間の無駄になってしまうなとも感じますね。
これから洋書に手を出してみようかなーという人の参考になれば幸いです。みなさんのオススメの読書法などあれば、ぜひ教えてくださいませ!