こんにちは。先日久々にまとまった時間プログラミングをやってみて、そういえば自称プログラマと名乗っていたことを思い出した筆者です。持っているスキルの中でいちばん金になりそうな部分なんで、もうちょっとしっかり磨かなきゃと思いつつ、今は英語と将棋の勉強が楽しいんですよね〜。どうせやらなきゃいけない時期はきますから、それまでは自分の知識欲に忠実にいきます。
というわけで、英語とともに将棋も毎日勉強しております。一時帰国中の将棋の勉強は詰将棋に絞ろうと考え、移動中の電車内で浦野先生のハンドブックシリーズを解くのが習慣。いま取り組んでいるのは5手詰め。3手詰めまでは簡単なんですけど、5手詰めになると途端に難易度が上がります。6周回しましたが、まだまだスラスラ解くのは大変です。

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しかし昨日、これはひょっとして上達したのではないか!?と感じる瞬間がありました。いままで何度も挑戦して、一度も自力で正解できなかった問題を、「間違いを自力で修正する」というアプローチで正解できたからです。
それがこちらの問題です。みなさんもちょっと考えてみてください。
筆者は最初、初手▲3二飛成から読んでいました。しかしこれは、△同金 ▲3四角成 △2二玉と逃げられて詰みません。
以前の自分なら、ここであきらめて解答を見るところでした。しかし昨日は「では、△2二玉と逃げられない手は無いのか?」と考えを変えてみたのです。実際、4手目の局面で△2二玉と逃げられなければ詰みですから。
すると、初手▲3三金 △同桂 ▲2四飛 という手が見えました。これなら2二には逃げられないので、△同玉の一手。ここで▲3四角成とすればキレイに詰みます。ということで、正解は ▲3三金 △同桂 ▲2四飛 △同玉 ▲3四角成 でした。
こういう思考法ができるようになると、詰将棋が段違いに解けるようになります。1手詰や3手詰ならば、王手のルールさえわかっていれば、片っ端から試していけば正解が見つかります。しかし5手詰、7手詰と手数が増えていくと、人間の脳みその処理能力では総当りで解くのは大変すぎます。そのため、
- なんとなくアタリをつけ、筋を読んでみる
- 手順に問題があるか確かめる (玉に逃げられる、攻め駒を取られるなど)
- 問題を解決できる指し方がないか考える (逃げ道を塞ぐ、守り駒の利きを止めるなど)
- 最初の手順に戻る…
という、仮説を立てて検証し、修正する思考が大事になってくるわけですね。
間違いの直し方がわかるのは上達した証拠
自分で言うのもなんですが、間違えた箇所を自分で修正する感覚がわかったのは、上達した証拠かな?と感じます。今までは自分の直感と正解が違っていた場合、正解を導き出すのは至難の業でしたから。そして、間違いを自分で直せるようになると、実践力が高まることが期待できます。“間違っている”という感覚と、”どう直せばいいか”がセットで身についてきますから、自分の行っている内容をその場でとらえ、修正できるようになる (はず)。
このあたり、プログラミングや英会話とも共通する部分を感じますね。「このロジック何かおかしいな」「この方針で行くとバグを作りこみそうだな」とか、「いまの疑問文は間違ってたな」「あのフレーズ使えばよかったのに、使えなかったな」とかの感覚から、「じゃあロジックをこう変えてみよう」「次はこうやって話してみよう」と修正できるようになると、実践を積むたびにレベルアップしていきますから最強です。
いやしかし、将棋やってるといろんな気づきがあってとても面白いです。そりゃ将棋やってる子供が賢くなるわけですわ。まだまだヘッポコですが、とりあえずは初段目指して勉強続けます。
*1:右上のチェックは正解回数。ここが真っ白だったとこにチェックがつくとうれしい。