こんにちは、ニュージーランド就活生のはっしー(@hassy_nz)です。
今日でオークランド滞在も最終日!
今回はちょっと夢のあるお話をしてみたいと思います。
ニュージーランドって、羊がそのへん歩いてる田舎の国って印象ですよね?
あまりビジネスのイメージがないんじゃないかと思います。
ですが実は、サラリーマンとして年収1000万円稼ぐことも可能なビジネス環境だというのです。
なんだってーー!?
給与交渉が一般的な文化
ニュージーランドでは、労働者が雇用者に対し、給与交渉をするのが一般的です。
仕事をきちんとこなしているならば、ここでどーんと強気にでることができます。
日本では、1年に月収が10,000円上がることもそんなにないでしょう。
でもニュージーランドではいきなり年収10,000ドル(約82万円)アップなんてことも珍しくありません。
なかには毎年10,000ドルずつ年収が上がった、なんて人もいるくらいです。
かたちだけでも転職活動を行って、そこで提示された年収をもとに給与交渉をするのも定番だとか。
「あそこの会社はこれだけ出すって言ってますよ? 出してくれないとやめて別の会社に行きますよ?」ってことですね。
一週間で年収が急上昇!?
さらに優秀な人ならば、どんどん引き抜きの話がやってきます。
ひとつ、ある日本人の方に実際に起きたお話をご紹介しましょう。
彼はあるIT企業でソフトウェア開発者として働いており、そこそこの年収を得ていました。
そこに、クライアントのある企業が引き抜きの話を持ちかけてきます。
「わたしは君をうちの社員として雇いたいと思っている。君はいったい年収いくらで働いてるんだ? 正直にいこうじゃないか」
「えっと……70,000ドルです」
「わかった。こちらは90,000ドルやろう」
魅力的な話ではありますが、今の会社には長年勤めており義理があります。
いったんその話を持ち帰り、翌日上司に相談することにしました。
「クライアントが90,000ドル払うから来てくれないかって言うんですが……」
「そうか。ならうちも90,000ドル君に出す。どうか残ってくれ」
後日、引き抜きをかけてきたクライアントに報告すると、さらに提案をされました。
「それならこちらは100,000ドル出す。うちに来てくれないか」
これを上司に相談すると、
「そうか。ならうちも100,000ドル君に出す。どうか残ってくれ」
なんと数日の間に年収が30,000ドルも上がってしまいました。
さすがに100,000ドルは相手も出せないだろう……。
そう思いながらクライアントに報告しにいくと、先方は大きくため息をつき、こう言い放ちました。
「なんて馬鹿馬鹿しい! もうこんなやりとりはやめだ!」
そしてその場で書類を取り出し、こう言いました。
「わたしはここで君に年収120,000ドルを提示する。いま、君がサインをすれば話は決まりだ。サインしないというのであれば、これまでの話はなかったことにしよう」
しばし逡巡したものの、最終的にその方は書類にサイン。
なんとわずか一週間の間に年収が50,000ドルアップ。120,000ドル(約1000万円)の年収を手に入れたのでした!
いやはや。
んなことあるんですかい……。
まとめ
日本でサラリーマンやりながら年収1000万円は相当ハードルが高いですが、こちらでは頑張り次第で現実的に達成できるようです。
もちろんそれだけ年収があれば、かなり裕福な暮らしができることは間違いありません。
日本の収入じゃもの足りない、もっとお金がほしい! と思っている方には、ニュージーランドはチャレンジしがいのある環境だと思いますよ。
……まぁ正直、僕はあまり高収入な暮らしには興味がなくって、お金はそこそこでいいから人間的な暮らしが送れればそれでいいんですけどね、笑