どうも、海外就活生のはっしーです。
筆者の通っていた大学は、定期的に語学留学生を団体で受け入れており、日本からも年に何度かそういった学生たちがやってきます。
しかし彼らの行動をみていると、ほんとに留学した意味あるの? と言いたくなるような学生が少なくありません。
どうせ留学するなら、ただの楽しい思い出だけではなく、しっかり語学を身につけて帰ったほうがいいに決まってます。
今回は、筆者自身や、こちらで見かけた留学生の行動やマインドセットから、「これはまずいんじゃない?」と感じたことを、語学留学のアンチパターンとしてまとめてみました。
Contents
日本人とだけ行動する
日本の大学から集団でやってくる留学生は、どうもこういう行動を取りがちのようです。当たり前ですが、これでは一日の多くを日本語で過ごすことになり、留学している意義が乏しくなります。
語学学校にはほかの国の生徒もいるでしょうから、彼らと積極的にコミュニケーションを取って、一緒に行動するようにしましょう。
なにも、10人も20人も外国の友人を作る必要はありません。1人で十分。なぜならば、日本人の集団の中に1人でも外国人が混じれば、自然と日本語を使わなくなるからです。そうすれば、授業外の時間も語学力向上に一役買ってくれるでしょう。
個人行動ばかりする
日本人とだけ行動するのもよくないですが、個人行動が多すぎるのも考えものです。特に休みの日に1人で観光に出かけてしまうと、ほとんど何もしゃべらないまま日が暮れてしまいます。
筆者は一人旅が好きで、シンガポールに語学留学していたときは毎週末ひとりで街をうろうろしていたんですが、「今日ひとことも英語喋ってないわ……」という日がけっこうありました。今にして思えば、せめて誰かを誘って行ったほうがよかったですね。
外国語習得には、話すというプロセスがきわめて重要です。自分からその機会を狭めないために、個人行動はほどほどにしておきましょう。
留学したことに満足する
「外国語がうまくならないのは、日本にいるからだ」と思っている人がいますが、これは大変な誤解です。日本から一歩も出なくても流暢な外国語を習得した方は大勢います。
こういう考えの方は、留学それ自体に満足してしまい、あとは勝手に外国語が身につくと思い込んでしまうことがあります。これは、ギターを買えば弾けるようになると考えるのと同じくらい愚かなことです。
留学は特効薬ではありません。上達するもしないも自分の心がけ次第。自主的な態度を忘れないようにしましょう。
間違いを恐れる
一度、ある日本人留学生と会ったときに、たまたまいたニュージーランド人の友人を紹介しようとしたところ、「英語ぜんぜんしゃべれないんで無理です……」と断られたことがありました。これでは何年たっても英語をしゃべれるようにはなりません。
正しくしゃべれない、わからない単語が多い、それでもおそれずに話してみることが大事です。日本語を勉強している外国人が、たどたどしい日本語で話しかけてきても、別に怒りませんよね? むしろ、こちらから理解しようと努めると思います。それと同じです。
度胸と語学力を混同する
中長期留学で、だいぶ外国語の環境に慣れてきた頃に気をつけたいのがコレ。
留学生活が長くなると、最初はあいさつするのにも緊張していたのが、町中に出かけて買い物するのだって余裕になってきます。しかし、それは語学力が身についたのではなく、度胸がついただけの可能性があります。
もちろん、外国語を話すには度胸が必要なのですが、度胸だけではすぐにレベルが頭打ちになります。ボキャブラリや文法を学んだり、フレーズを丸暗記したり、誤った知識を修正したり、という地道なプロセスがなければ、上達は見込めません。語学力が身についているかどうか、きちんとレビューする機会を設けると良いでしょう。
まとめ
留学は、高い学費と時間を費やす投資です。その結果、内容が長期の海外旅行と大して変わらなかったでは、留学の意味がありません。
ぶっちゃけ、留学なんてお金さえ払えば誰でもできます。ゴールでもなんでもないんです。それを実りあるものにするかどうかは、自分自身の行動と心がけ次第。もちろん、正しい行動と心がけがあれば、人生の大きな糧、そして何よりもいい思い出になります。
世界中の留学生の方、そして今後留学予定の方の学生生活が実り多いものになりますように!

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