どうも、海外就活生のはっしーです。
11月もそろそろ後半、日本では忘年会の準備が始まる頃ですね。
「一年を忘れるための飲み会」というのは日本独特の風習のようで、先日搭乗したジェットスターの機内誌にも、「日本人は年末にボーネンカイというパーティを盛大に行い、サケを飲みまくる」と紹介されていました。筆者は今年の年末をニュージーランドで過ごす予定なので、忘年会はたぶんありません。ちょっと恋しくなりますね。
さて、そんな忘年会について、こんなネットニュースが上がっています。
この相談者の場合は、「ボロ雑巾になるまで飲まされる」「普段の勤務態度について文句を言われる」と、どうもパワハラっぽい匂いがするので、そんなに嫌なら辞めちゃえばいいじゃないかと思うんですが、一般論として、新人さんは忘年会の幹事がんばったほうがいいと筆者は思います。

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飲み会は一大プロジェクトだ
職場の大きな飲み会のセッティングって、新人が最初に任される大プロジェクトだと思うんですよ。
最初はスケジュールの確認から。まさか部課長クラスが来られない日にやるわけにはいきませんよね。参加をよびかける範囲選びも大事です。ときには同じ部課だけではなく、一緒に仕事している営業さんなども呼んだほうがいい場合があります。
次にお店の予約。学生が使うような激安居酒屋を適当におさえるのは当然NG。社会人の飲み会では料理の質は大事ですし、飲み放題で生ビールが頼めるかどうかも重要な基準になります。メンバーの中にアレルギーもちの人がいないか確認することも忘れてはいけません。甲殻類アレルギーの人がいるのにカニのお店にはいけませんよね。ほかにも、個室はあるか、場所はオフィスから遠すぎないか、など確認すべきことは多いです。昨今必須のリサーチ能力が問われる場面です。
飲み会当日になったら、会費の徴収が大事な仕事として待っています。お金の管理はサラリーマンとして大事なスキル。みんなに酔いが回る前にきっちり徴収して、トラブルが起きないようにしなくてはいけません。直前に出席人数が変わるなどの不測の事態が起きたときには、機敏な対応能力が求められます。
さらに飲み会中は、メンバーが気持ちよく飲み食いできるように気を配らなければなりません。乾杯の段取り、ドリンクのオーダーの取りまとめ、上司へのお酌、お開きのタイミングまで、幹事の仕事は終わりません。
ここまで新人に一から十まで任される機会ってそんなにないはずです。それだけに、幹事としての新人の働きは、思った以上に見られていると思ったほうがいいです。
正直めんどくさい
……とまあ、忘年会の幹事なんて正直めんどくさいことこの上ありません。「やりたくないわー」と言いたくなる気持ちもよくわかります。が、先輩や上司の立場から見れば、飲み会の幹事ひとつまともにこなせない新人って、かなり印象が悪くなってしまいます。
どうせやるなら、「今年の忘年会はよかったなー!」と全員に言ってもらえる忘年会を目指したほうが有意義です。忘年会が終わったら、仲の良い先輩でも誘って、二次会で労をねぎらってもらいましょう、笑
まとめ
日本の会社で働くなら、職場での飲み会は避けて通れません。本気で嫌なら、忘年会をすることのデメリットや代替案を上司に提案するくらいのことはしないとだめだと思いますが、なかなか難しいですわね。
それならば、これも業務命令と割りきって、勤務時間中に幹事の仕事をすすめればいいんじゃないでしょうか。満足度の高い忘年会が実現できれば、社内での評価も上がるはずです。
全国の新人さん、おつかれさまです! どうぞ良い忘年会を。

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