どうも、海外就活生のはっしーです。
昨年のオークランド旅行で知り合った日本人ITエンジニアの方が、ニュージーランドでの就活についてかなり有益な内容を投稿されていました。ニュージーランド生活10年以上の経験豊富な方なので、内容の信憑性は確かだと思われます。
ビジネスマネージャーが語る「就活で最も重要なこと」
今日の昼間、その日本人エンジニアの方は、とある会社のビジネスマネージャーさんと、ニュージーランドでの仕事の見つけ方についてお話ししていたそうです。その中でビジネスマネージャーさんがこんなことを熱弁されていたとのこと。
ニュージーランドで仕事を見つける上で一番大事なことは、経験でもスキルでもない。誰を知っているかだ!
日本人エンジニアの方もこれにはまったく同意で、この文化は生活に深く根付いているので変わることはしばらくないだろう、と感じているそうです。
海外での就職というと、即戦力重視、スキル重視というイメージが一般的に強いように思えますが、ニュージーランドの事情はちょっと特殊のようです。
ニュージーランドの特異な”コネ文化”
就活を開始してから、いろいろな人に話を伺ってきましたが、皆さん一様に「仕事を探すにはコネクションが大事だ!」とおっしゃいます。そのため最初の就職先を探すのが一番大変。なぜなら人脈がほとんど無いからです。しかし一度職歴ができると、自然と業界内の知り合いが増えていきますから、転職するのはずっと簡単になるのだとか。
スキルがあっても、誰かの知り合いでないと信用されないというのは、どこか日本のムラ社会みたいな感じがしますね。人口の少ないニュージーランドならではの文化なのでしょうか。
しかし、日本の”コネ”とはちょっとニュアンスが異なるようです。日本で”コネ”というと、身内びいきとか、利益を独占しようとしてるとか、あまりいいイメージはありませんよね。一方ニュージーランドの”コネ”は、「自分の知り合いの知り合いなら信用できるはず」「知り合いだから助けてあげよう」といった、見返りを求めない親切心からできあがっているようです。
お仕事の案件を紹介していただきました
ちょうどビジネスマネージャーさんの知り合いが、プログラマを探しているらしく、ありがたいことに、その日本人エンジニアの方が、筆者のことを紹介してくださいました。まだCVを送っただけの段階なのでどうなるかわかりませんが、これがニュージーランドでの仕事の探し方なんだなぁ……と実感しています。
人と人とのつながりを大事にし、コミュニティの中で助け合いながら、社会を成長させていく。それがニュージーランドのやり方だとするならば、そこで仕事を得るために本当に必要なことは、小手先のスキルやら英語力やらではなくて、コミュニティの一員となる覚悟なのかもしれません。