久々に英語のエントリをば。
英単語を覚えるのってなかなかに大変ですよね。一歩間違えると修行になってしまってつらいので、できれば効率よく覚えてしまいたいところ。
そのコツのひとつは、言葉の成り立ちに注目することです。
漢字をへんとつくりに分解するように、英単語を接頭辞と接尾辞に分解してみると、イメージごとするっと覚えられることがあります。
今日は、lude という接尾辞をもつ単語について。
lude には、play (遊ぶ、演奏する、演じる) に共通する意味があるんですね。
さっそく実例を見てみましょう。
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pre (〜の前) + lude = prelude
まずはわかりやすい言葉から。カタカナ語でも使われる prelude は「前奏曲」「前置き」という意味。pre + lude と分解すると、そのまんまの意味であることがわかりますね。
似た成り立ちの語に、interlude があります。inter- は「間に」という接頭辞なので、意味は「間奏曲」「合間」です。
al (〜と) + lude
al は 「〜と」という意味。ふたつのものを結びつけるイメージです。「同盟」を意味する alliance も al- で始まってますね。
allude は、もともと「友達と遊びながら冗談を言う」意味でしたが、現在では転じて「それとなく言う」という意味で使われます。後ろに to をつけるのを忘れずに。
He alluded to his promotion.
彼は昇進したことを暗にほのめかした。
e (外へ) + lude
e は 「外へ」という意味。
elude は「外に遊びに出る」、転じて「〜を避ける」という意味です。やらなきゃいけない宿題をすっぽかして遊びに出かけちゃうイメージですね。
The company eluded the tax payment.
その会社は税金の支払を逃れた。
de (悪) + lude
de は、「悪いこと」一般を意味する接頭辞。
lude とくっつくと delude となり、「悪い遊びをする」、転じて「惑わす」「だます」という意味になります。
Mr. Ikeda deludes people into quitting their jobs.
イケダさんは人々を惑わして仕事を辞めさせている。
おわりに
今回紹介した単語は、いずれもかなり難易度の高いものですが、言葉の成り立ちに注目するとかなり覚えやすいのではないでしょうか?
単語の成り立ちは、スマホの簡易な英和辞書アプリなどでは載っていないことが多いので、電子辞書で調べて学習するのをオススメします。何万円も出さなくても、安いので十分ですよー。