ニュージーランド航空のプレミアムエコノミークラス搭乗記、後半の今回はみなさん大好き、機内食のレポートでございます。前回の記事はこちら→座席&アメニティ編
なんと、プレミアムエコノミーで提供される食事は、ビジネスプレミアとほぼ同じなんです! ニュージーランド航空ではビジネスプレミアが最高級クラスなので、それと同等の食事を、はるかに安い料金で楽しむことができるんですね。なんてお得なんだ。
機内食がおいしいことで有名なニュージーランド航空、エコノミークラスもそこそこいい食事が出てくるんですけど、それを上回るものとあっては否が応でも期待が高まりますね! ということでさっそくレポートしていきましょう!
Contents
夕食のメニュー
今回は夜間のフライトだったので、夕食と朝食の2回、食事が出てきました。まずは夕食のメニューからご覧ください。
前菜: 和風前菜の盛り合わせ(卵焼き、鯛、小エビ、タロイモ、タチウオとごぼうの旨煮、花みょうが、百合根
ベーカリー: ガーリックブレッド、カイザーディナーロール、ブラックオリーブチャバタロール
メイン:
牛肉の煮込み、パンチェッタ入りマッシュポテト、ホウレンソウのソテー、ズッキーニのロースト、レモンとパセリ風味のグレモラータソース添え
or 青ヒラスの煮付けと青菜ご飯、旬の和野菜とともに
or 鶏肉のベーコンとトマト詰め、スモークパプリカとアーモンドのソース、ハニーマスタードキャロット、ほうれん草デザート: 柚子のムースケーキ、シトラスソースとホイップクリーム添え
前菜にはどこぞの料亭の懐石ですか? と疑いたくなるような食材の名前が並んでいてテンション上がります!
まずは前菜とパン、デザートが運ばれてきました。 盛りつけがきれいですねー! パンもエコノミーと違って温められていてほっかほか。奥に見えるナプキンには、ナイフとフォークがくるまってます。このあと、パンにつけるオリーブオイルも持ってきてくれましたよ。
和風前菜の盛り合わせをアップで。まさかニュージーランド航空の機内食でこんな本格和食を出してくれるとは思いませんでした。特にタチウオとごぼうの旨煮が、だしが染みててめちゃうま。ひとくち食べた瞬間、「カーテンの向こう側ではこんなに旨いものを食っていたのか……ッ! うらやましすぎる!!」と震えました、まじで。
前菜が和食だし、ということで、メインも和食の青ヒラスの煮付けをチョイス。これがまたおいしい! お魚はしっとりやわらかいし、タケノコやしいたけといった野菜もしっかり煮込まれていてジューシー。
ただ、ご飯だけはややベチャッとして、水加減を間違えて炊いたみたいになっちゃってました。残念。
最後はデザート、柚子のムースケーキで締め。甘すぎずさっぱりとした後味で、ぺろりといただけました。
朝食
日付が変わって、午前3時ごろに朝食となりました。朝食のメニューはこちら。
スターター: フルーツ、シリアル、ヨーグルト、クロワッサン、ジャム
温かい料理: モッツァレラチーズとスィートバジルのオムレツ、トマトのロースト、子牛のソーセージとポテトを添えて
or 鮭の塩焼き、だし巻き卵、飛竜頭、筍の旨煮、スナップピース、ゆかりご飯
or ワッフル、チェリーコンポート、ハニーヨーグルト、シロップ添え
まずはドリンクとスターターから。フルーツサラダはエコノミークラスでも出てきますが、メロンが入ってるあたりが高級感の演出でしょうか。(寝起きで撮ったからか、なんだか写真も寝ぼけてますね……。)あんましお腹が空いてなかったので、シリアルは遠慮させてもらいました。
ホカホカのクロワッサン! バターの香りが機内に漂います。こんなの旨いにきまってるじゃないですかー。そとサクサク、なかフワフワで最高でしたよ。
メインは洋食をチョイス。このオムレツがねー、中にトロットロのモッツァレラチーズがくるまれていて美味しかったんですよ。エコノミーで出てくるオムレツって「熱を通した玉子でございます」みたいな、無機質な体のものじゃないですか(伝わります?)。それとは大違いの、やさしさを感じる味でした。バジルソースも爽やかな味わいで、寝起きのぼんやりした頭でも美味しくいただけました。
以上で、今回のフライトの食事は終了。ごちそうさまでした!
食事全体の感想
エコノミークラスとは段違いの味とサービスで大満足でした! 料理の質もさることながら、広いテーブル、広い座席でゆったりと食事が取れると、それだけで味も変わってきますよね。
総じてパンが美味しかった! 香りも食感も文句なし。実は、夕食と朝食の間に軽食でサンドイッチのサービスもあったんですが、そちらもこれまた美味しかったんですよ。お腹に余裕のある方はぜひガンガンお代りして食べちゃってください。
メインの料理は、洋食を選ぶのがオススメだと思います。メイン自体は和食でも洋食でもどちらも美味しいんですけど、どうしてもご飯の炊き方が気になっちゃいました。エコノミークラスの和食のご飯もイマイチだったので、そこはこれからの改善に期待します。
あ、機内食といえば、ワインが気になる方が多いと思うんですが、僕は飛行機でお酒飲むと悪酔いしちゃうのでまったく頼みませんでした……。こちらは別の方に譲りたいと思います。誰かレポートしてください(他力本願)。
プレミアムエコノミークラスはいいぞ! また乗りたい!
さてさて、前回と今回でレポートをしてきたわけですが、あらためてプレミアムエコノミーはおすすめ! ですね。
まず、座席が広く、横幅にゆとりがあるので、ぐっすり寝られる。アメニティの耳栓とアイマスクを併用すれば快眠間違いなし。朝食の時間に寝過ごすかもしれないくらい、深い眠りに落ちることができます。
そして、世界でもトップクラスの機内食を味わえる。出てくる食事は、ニュージーランド航空の最高クラスである、ビジネスプレミアシートとほぼ同じ内容です。空の上という特殊な状況を考えれば、これ以上のものを望むのはなかなか難しいですよ。ひとりひとりに丁寧にサービスしてくれるのも気持ちいい。
僕みたいな庶民の感覚からすると、これに10万円以上も上乗せしてビジネスプレミアにする必要もないなってくらい、大満足でした。さらにランクを上げれば、もっと上質のサービスが受けられたり、完全に横になって寝れたりしてもっと快適なんでしょうけど、ちょっと値段とサービスが釣り合わない感じがしますね。
元気が有り余ってる行きの便はエコノミークラスで安く移動して、疲れのたまっている帰りの便の楽しみにプレミアムエコノミーを使う、ってのは個人的にかなりアリです。次に日本に帰るときも財布に余裕があったら、またプレミアムエコノミーに乗りたい!
いつもエコノミーにしか乗らないよって人も、たまには贅沢して、ワンランク上の空の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。日程を選べば、意外と安くプレミアムエコノミーに乗れる日も見つかりますよ。空席と運賃の確認は、ニュージーランド航空の公式サイトからどうぞ!
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