こんにちは、ニュージーランド在住ブロガーのはっしー(@hassy_nz)です。
プログラミングに興味があるけど、数学が苦手で学部も文系だし、できるようになるか不安。
実際に文系からプログラマになったひとの話が聞きたい!
今日はこんな悩みにお答えします。
プログラマに文系も理系も関係ないです
いきなり結論ですが、文系大学生でも問題なくプログラマになれます。
というのも、このブログを書いている僕が文系出身のプログラマなんですよ。
今はニュージーランドのIT企業でエンジニアとして働いていますが、大学時代は文学部日本史学研究室というところで古文書とか読んでました。
Excelの集計機能すらまともに使えなかったし……文系どころかパソコンも苦手だったんですよね。
ですので、あなたが文系学生だからといって不安に感じる必要はありません!
文系も理系も関係ない。
「プログラミングをやってみたい」という気持ちがあるだけで大丈夫です。
プログラマに必要なのは論理思考力
「プログラマは理系じゃないとダメ」という思い込みの裏には、「プログラミングにはきっと難解な数学の知識が必要なはずだ」って誤解があると思うのです。
実際のところ、スマホアプリやWebサイトを作るような一般的なプログラミングでは、数学の知識などほとんど必要ありません。
そのかわり必要になってくるのが「論理思考力」です。
論理思考力にはいろいろな要素が含まれますが、例として「分析力」についてお話します。
たとえば、Amazonのようなショッピングサイトを作ることを想定します。
ショッピングサイトには「商品を購入する」機能がありますね。
では、「商品を購入する」機能をさらに細かい機能に分解してみましょう。
30秒くらいでけっこうですので、頭の中で考えてみてください。
ちょっと考えただけでも、
- 商品をカートに入れる/戻す
- 配達先情報を入力する
- 支払い方法を選ぶ
- 購入確定/キャンセルボタンを表示する
- 購入確定/画面を表示する
このように分解できるかと思います。
ひとことで「商品を購入する機能」といっても、小さな機能が集まってなりたっているんです。
プログラミングとなにが関係あるの?と思われるかもしれませんが、
「最終的な目標を実現するために、より細かな機能の実装について考える」作業は、プログラマが日常的に行っていることなんです。
大学の勉強でいえば「論文の結論を導くために、細かい証拠をそろえる」ことと本質的には変わりません。
つまり、きちんと論文が読めて書ける人ならば、文系でもプログラマになる素質がじゅうぶんあると言えるわけです。
ちなみに「プログラマに数学は必要ない」と書きましたが、最近話題の機械学習だったりAI(人工知能)だったりをプログラミングしようと思ったら、さすがに大学で学ぶような応用数学が必要です。
でもそういう分野はもはや研究職であり、大学院で専門的に勉強をしていた人たちが進む世界なので、気にしなくてもOKですよ。
文系がプログラマになるにはどうすればいい?
では、文系でコードを1行も書いたことのない初心者がプログラマになるための具体的な行動をお伝えしますね。
いまあなたが現役の大学生なら「優良IT企業に新卒で入社する」のが一番確実でリスクの少ない方法です。
日本のIT企業は海外と比べて特殊で、情報系の学部を卒業していなくても簡単にプログラマになれるという特徴があります。
僕の住んでいるニュージーランドではIT関連の学位無しでプログラマになるのはかなり難しいんですが、日本ならまったく関係ありません。
新卒入社なら、新入社員研修でお給料をもらいながら勉強できますしね。
文系学生にとっては大きなメリットなので、これを活かして優良企業への内定を勝ち取ってもらいたいです。
とはいえ、まったくの未経験で優良企業に入れるほど世の中甘くありません。
当然、ホワイト企業にはたくさんの優秀な応募者が殺到します。
文系のあなたが選ばれるには「プログラマになりたいという熱意」「プログラミングへの適性」この2つを形で示さなければいけません。
そのために、文系とはいえプログラミングを独学しておくべきです。
ちなみにぜんぜん勉強しなくても入れるIT企業もありますが、いわゆるブラック企業の可能性が高いのでオススメしません。
実際、僕は1行もプログラムを書いたことがないまま就職してプログラマになりましたが、月の残業時間が100時間を超える超ブラックな現場に放り込まれて死にかけたので……
あなたには絶対にそんな思いをしてほしくない。
少しでもホワイトな企業で働くために、プログラミングの知識と実績を身につけましょう。
プログラミングの独学には、無理してお金を使う必要はありません。
最近は無料でつかえる教材がインターネット上に充実しています。
おすすめは「ドットインストール」というサイト。
超初心者向けから上級者向けまで、幅広いプログラミング技術を動画で学ぶことができます。
一本の動画は1分程度ととても短いので、集中力を切らさずにテンポよく学習できるのもポイントです。
ドットインストールを使った独学の詳しい方法はこちらの記事で解説していますよ。

簡単なWebアプリが自力で作れるようになれば、就活生の中でも頭ひとつ抜け出せます。
世の中の9割の人々は、就活のために実績を作る努力なんかしないものですからね。
いますぐプログラミングの勉強をはじめるだけで、上位10%に食い込むことができるんです。
「プログラマになりたい」と感じた今がチャンス、すぐに行動を始めましょう!
もしも「独学で続けるのは難しい」「質問できる相手がほしい」という場合は、ちょっとお金はかかりますがプログラミングスクールを利用するのもアリです。
TechAcademyのように、学割が使えるお得なスクールもありますからね。
プログラミングスクールについては下の記事で詳しく書いていますので、よろしければどうぞ。
