最近、ニュージーランドで大人気となっている観光地がテカポ湖です。
冗談のように鮮やかなトルマリンブルーの水、周囲に臨む南アルプスの山並み、そして世界遺産に登録する動きがあるほど美しい星空で有名な、ニュージーランド南島を代表する景勝地であります。
(出典: Tekapo Tourism)
そんなテカポ湖、皆さんにもぜひぜひ訪れてほしいんですが、唯一の問題がアクセスの悪さ。
ニュージーランド南島の玄関口はクライストチャーチなんですが、地図が示すように、テカポはクライストチャーチからかなり離れたところにあります。その距離、240km。空の定期便は無く、陸路で行くしかありません。レンタカーを借りるのもひとつの方法ですが、クライストチャーチからは片道3時間から4時間かかるので運転するのも大変……。
ということで、今日はクライストチャーチからテカポ湖まで格安かつ快適に移動する方法を紹介します!
naked bus を使おう!
さっそく結論から。
長距離バスの naked bus を使うのが最も安い! かつ快適です!
ニュージーランド国内に長距離バス会社がいくつかある中、naked bus は低価格路線で急速に支持を伸ばしているキャリアです。
早めに予約するほど安値でチケットを買うことができるのが特徴。3週間先の日付まで予約することができるので、たとえば、2016年6月14日現在、クライストチャーチ – テカポ間のチケットを7月5日発・6日戻りで検索すると、行きが19.99ドル、戻りが17.99ドル。合計で約38ドル(約2600円)です。
これ、一般的な長距離バス路線の半額近い値段設定なのですよ。クライストチャーチ – テカポ間だと片道100ドル超えるようなものもあるので、往復40ドル以下は相当に安い。時期によってはもっと値段が下がることもあり、僕が先日誕生日休暇でテカポに行った際には、なんと往復30ドルでした。やっす!
車内設備も充実!
いくら安くても、座席が狭かったり設備がしょぼかったりするのはいただけませんよね。しかし心配は無用! naked bus はその価格からは考えられないほど快適な設備を備えているのです。
座席は合皮張りで快適な座り心地。前後の距離は十分取られており、前の座席の下に足を伸ばすこともできます。日本の長距離バスよりもスペースがあるように感じました。
座席下には USB コネクタがあり、スマホやカメラの充電ができます。これはうれしい! 社内から写真におさめたい景色が見えたときにバッテリー切れ、なんて心配しなくてすみますね。
さらにうれしいことに、車内では Wi-Fi が使えます! 山間部を走行することもあるので、動画の視聴は厳しいですが、ウェブサイトの閲覧や Twitter、メールの確認などは全く問題ありません。もちろん無料!
あんまし良いことばっかり書いてもアレなので、デメリットも書いておきましょうか。安いなりに多少設備を犠牲にしているのか、次のような難点もあります。
- リクライニングがない
- トイレがない
- 客席にカーテンがないので日差しが直撃することがある(naked = 裸だから?)
ですが、せいぜい4時間程度の工程で、途中でトイレ休憩がありますし、日差しは帽子やサングラスで工夫すれば気になりません。これらのデメリットを考えても、往復40ドルでテカポまで行けるメリットのほうが大きいでしょう。
正直、naked bus の安さと快適さを知ってしまうと、ほかの長距離バス会社を選ぶ理由が見当たりません。広いニュージーランド国内を安く快適に移動する手段としてとても優秀。オススメです!
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テカポはいいところですね。私もNZでは好きな場所の一つです。良き羊飼いの教会がメジャーなので昼間はひっきりなしに観光バスがきてはで落ち着かないイメージですが・・。
やはり今も国内島内の移動はバスが主流なのでしょうか。一度、シルバーファーンって名前だったかと思いますが、列車でも移動しましたが、あまり人もいなく、NZはバスが旅の足なんだなぁという印象です。
>id:antares01
テカポもずいぶん観光地化して、教会周辺はかなり人が増えちゃったようですね。すこし中心から離れたところでのんびりコーヒー飲みながら湖を眺めるのが至高だと思います、笑
NZ国内の移動は基本的にバスか自家用車ですね。飛行機よりだいぶ安くすみますし。鉄道はほぼ観光専用です。でも車内設備はキレイで景色も良く、乗る価値はありますよ!