仕事・働き方

英語の会議・ディスカッションをうまく乗りきる3つのコツ

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英語が公用語の職場で働きはじめて1年と3ヶ月が経った。これだけ経験値がたまってくると、さすがに職場でのコミュニケーションに支障をきたすことはない(もしそうならクビになっている)。

ただ、いまだに苦手なのは英語での会議やディスカッション

自分の守備範囲ならまだしも、予備知識が足りていない部分だと、英語での会話を理解しながら自分の考えをまとめることがなかなかできず、気がついたら自分だけ全然発言してない……なんてことがよくある。

これでは「こいつホントに話わかってるんだろうか?」と不安に思われてもしょうがない。これはなんとかせにゃならん。

……という悩みを、おなじニュージーランドでIT業界で働く友人(日本人、めちゃめちゃ優秀)に話したところ、「自分ならこうやってるよ!」という有益なアドバイスをくれた。

日本、海外問わず、英語を公用語とする職場で働いている人にはかなり参考になる内容だったので、ここで皆さんと共有したい。

Contents

最初に参加者の立ち位置を把握し、自分の立場を決める

会議が始まったら、メンバーの発言をよく聞いて、それぞれの立場を把握しよう。議題に対して賛成なのか、反対なのか。

だいたい誰がどういうスタンスなのかわかったら、自分はその中でどの立場として参加するかを決めて、議論の中に入っていけばよい。逆に、自分の立場がはっきりしていないと、誰の発言にどう返すべきかの基準が曖昧なままなので、発言できないまま会議が終わる可能性が高い。

毎回何も発言することがなくて困っている人は、誰か自分の考えに近い人を見つけ「◯◯さんの意見に賛成です」と言うだけでもいいので、何かしら口を開くことから始めてみよう。

言語でなくイメージで考える

経験的に、英語で会話しているときは反射的に思考する能力が落ちると感じていたのだけど、認知心理学的にも、「英語を第二言語で話す人は、英語を話す際には、作業に費やせる脳力が母国語で話している人に比べて低い」そうだ

参考英語を話している時は、バカになる。 – 時勢に応じて俺を変革しろ

言語を言語としてとらえている間は、この壁から抜け出すことはできない。英語を日本語に訳しながら理解しようとするなど論外である。

であれば、頭のなかに入ってきた情報を、図形や映像などのイメージとして理解すれば、言語のフィルターを介さなくてすむぶん、理解が速くなる。

彼の場合は、大学留学時代から英語がマジで苦手だった(自称)ので、なるべく英語で考えずにすむよう、こうした脳の使い方を練習していたとのこと。

自分のペースを守ってしゃべる

ニュージーランド人はほかの英語圏に比べてもかなり早口なので、日本人がそのペースに合わせてしゃべろうとすると、しどろもどろになって結局何言ってるかわかんない! ってことになってしまう。

相手だって、こちらが英語ネイティブでないことくらいわかっているのだから、自分で話せるペースを守ってしゃべればいい。

たとえスピードがゆっくりであっても、内容がともなっていれば必ず話を聞いてもらえる。最初は自分の話が通じるのか不安に思うかもしれないが、英語を使った職場に採用されている時点で十分な英語力があると自信を持とう。へたに萎縮すると英語が出てこなくなってしまうので要注意だ。

ただし、内容が空っぽのままゆっくりしゃべると、「オレ……オマエ……トモダチ」みたいなただの初心者英語になって、それこそアホだと思われてしまうので気をつけよう。

おわりに

今回アドバイスをくれた友人というのは、オークランドで働くデータアナリストのKくんだ。

金のメッシュの入った長髪で見た目は完全にチャラ男だが、日本の低偏差値高校から単身NZに渡り大学院を卒業、現在は政府の政策決定に関わるようなデータ分析をやってる超優秀なヤツである。今回のアドバイスには、彼の大学時代からの経験が反映されている。ひとつでも参考にしてみてほしい。

さらに気になる人は彼のアカウント(@Pwr_In_Nmbrs_NZ)をフォローしてみてください。最新のライブ情報ばっかりつぶやいてるけど、ときどきめちゃ有用なデータが飛んできて驚く。

ABOUT ME
はっしー
ニュージーランド在住の元プログラマ。 日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験して過労死しかけたことをきっかけに国外脱出、毎日定時帰りの生活と年収アップを実現させる。脱社畜、英語、海外移住などをテーマに情報発信中。Twitterフォロワーは1万8千人以上。ニュージーランド永住権ホルダー。

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