ニュージーランド

【オススメ】ニュージーランドに来たら氷河を観に行こう! 観光スポット&持ち物完全ガイド

こんにちは、ニュージーランド在住ブロガーのはっしー(@hassy_nz)です。

ニュージーランド観光といえば、皆さん何を思い浮かべますか?
羊、キーウィ、テカポの星空

どれも魅力的ですが、ここではあえてこう言わせてください。

ニュージーランドに来たら、氷河を観に行こう!
世界中でもなかなか観ることのできない、圧巻の大自然に心奪われること間違いなしです。

今回は、

  • ニュージーランドの氷河の魅力
  • 氷河ツアーが楽しめる場所
  • ツアーに必要な持ち物

などなどについて徹底的に解説します。
これからニュージーランド観光に来る方は必読です!!

Contents

なぜ氷河がオススメなのか?

氷河観光だけなら、カナダやヨーロッパなど、他の国にもできるところはあります。

ではなぜニュージーランドの氷河をオススメするのかというと、
世界でも珍しい、熱帯雨林と氷河を同時に見られるエリアだからなんですよ。

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こちらの写真を見ると、氷河の向こう側に緑色の森が広がっているのがわかりますね。
氷河のある西海岸は、オーストラリアからの暖かい海流と風が流れ込む亜熱帯気候。
その一方で、ニュージーランドを南北に走る山脈のてっぺんは年中雪をかぶった極寒の世界。
そこで生まれた氷河が海面近くまで降りてきているので、こんな独特の景観になるんです。

さらに海面に近いだけあって、最寄りの町からヘリコプターでたったの5分でたどり着けるというカジュアルさもポイント!

ちなみにほかの国の氷河がどれだけ遠いのかというと、
たとえばカナダのコロンビア大氷原は標高2000メートルの山の上で、最寄りの町からは車で1時間半以上。
アイスランドの有名なヴァトナヨークトル氷河にいたっては、首都レイキャビクから車で5〜6時間かけないとたどり着けません。
限られた旅行日程の中に組み込むのはけっこう大変。
ふつうは氷河ってかなりの秘境なんですね。

ニュージーランドの氷河は、世界でも指折りの「気軽に行ける氷河」なんです!

氷河の写真をご覧ください

僕も実際に氷河を見に行ってきました!
今回はフォックスグレイシアという村で開催されている氷河ウォークに参加。
ヘリコプターで氷河の上に着陸し、そこから氷河の上を2時間ほど歩くというツアーです。
写真とともにご覧ください!

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村の中心地からひとっ飛び。
数分もすると、谷に横たわる巨大な氷の塊が見えてきます!
この日はやや雲が多かったですが、なんとかツアーまで天気がもってくれました。
こうしてみると、氷河ってほんとに「氷の河」なんだなーってことがわかりますね。

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ヘリから降りたあとは、ガイドさんの指示に従って氷河の上を歩きます。
このミルキーブルーがなんとも神秘的!
氷河は長い年月を経て中にある空気が抜けており、青い光が乱反射せずに目に届くので、このような鮮やかな色に見えるのだそうです。

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ちょっと小さめの氷のトンネルを発見!
小さな隙間の中を風が通り抜けることによって、少しずつ氷河が溶けていき、美しい曲線状の形になっていくのだとか。

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中を覗けば、こんな幻想的な写真が撮れちゃいます!
何の画像加工もしてない状態でこの青さですよ。
まるで何かの魔法にかかったような色ですね。

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氷河に走る大きな亀裂。これがクレバスだ!
こいつはまだ安全な大きさですが、時間が立てば人を飲み込む大きさに成長しそう。
氷河は生き物なので、訪れるたびに違った景色を見せてくれます。

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氷河の下流から上流側を撮ってみました。
人の頭と比べると大きさがわかりますね!

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ハイキング後半では、人が入れる大きさの洞窟も発見!
こんなスペシャルな記念写真も撮れますよ〜。

「氷の上を歩くって体力ないとキツイのでは?」と思われるかもしれませんが、意外と大丈夫です。
滑らないように鉄製のスパイク(アイゼン)を装備させてくれるし、ガイドさんがちゃんと通路を確保してくれるので、体力に自信のない人でも楽しめます!

ニュージーランドで氷河が楽しめる場所は?

氷河観光ができるスポットは、ニュージーランドの中でもそんなに多くありません。
いずれも南島の、フォックスグレイシア、フランツジョセフ、マウントクックの3箇所です。

フォックスグレイシア & フランツジョセフ

フォックスグレイシアは南島の西海岸に位置する、人口400人程度の村。
そこから車でさらに1時間ほど北に行くとフランツジョセフがあります。
こちらも人口300人程度ととても小さな村です。

どちらの村でも、以下のアクティビティが楽しめます!
小学校高学年以上なら氷河ウォークが一番オススメ。
小さいお子さんのいる家族なら、氷河先端見学なら体力を気にせずみんなで楽しめるでしょう。

プラン 内容 こんな人にオススメ 費用
氷河ウォーク ヘリで氷河に着陸後、ハイキング 氷河を間近で見たい人 約450ドル/人
氷河先端見学 森の中を通って氷河の先端を見学 小さな子供連れ 約70ドル/人
氷河クライミング 切り立った氷壁のクライミングに挑戦 体力に自信のある人 約575ドル/人

いずれも航空便はなく、IntercityGreatSights といった会社が運行する長距離バスに乗るのが最も楽。
ですが、シダの生い茂る森の中をレンタカーで走り抜けるのもなかなか壮観なので、体力に余裕があれば自分で運転していくのも楽しいですよ!

所要時間は、人気の観光地であるクイーンズタウンからフォックスグレイシアまでが約7時間、フランツジョセフまでが約8時間です。

マウントクック

氷河観光のできる3箇所の中でも、毛色が違うのがマウントクック。
ここでは、ニュージーランドで唯一の氷河クルーズが楽しめるんです。
費用はおとな1人約170ドルとなっています。

氷河湖の上を船に乗って周遊。
そこからいくつもの氷山を間近に鑑賞できます。
運が良ければ、氷河の末端が溶けて、湖に豪快になだれ落ちる様子を目にすることができるかも!


こちらの動画では、サファイアブルーの巨大な氷山がひっくり返る様子がうつってます!
こんな光景が生で見られるかもしれませんよ〜。

マウントクックまでのアクセスは、長距離バスでクライストチャーチからなら約4時間、クイーンズタウンからなら約3時間です。
クライストチャーチから比較的近いので、旅行日程に余裕がないけど氷河を楽しみたい人は、ここにいくのが一番良さそう。
途中でテカポも通りますから、クライストチャーチ〜テカポ〜マウントクックと巡るのも楽しそうです!

ちなみに、マウントクックでは氷河ウォークは開催されていないのでご注意くださいませ。

必要な持ち物

サングラス

氷河の上はあたり一面真っ白なので、日光がダイレクトに反射して目を直撃します。
そのままでは紫外線で目をやられてしまうので、サングラスは必須!
ニュージーランドの紫外線は日本よりも強力ですから、きちんと目を保護してあげましょう。

登山用パンツ

氷河ウォークでは、ジーンズなどのコットン素材のパンツを履いていってはダメ!
水を吸うとなかなか乾かないので、歩くうちにどんどん重く、寒くなっていきます。
万が一遭難した際には命に関わるので厳禁です。

以下のような、水分を瞬時に逃してくれるポリエステル製の登山用パンツを用意していきましょう。
これが無いと、ツアーへの参加を断られる可能性もあるので注意してください。

防寒用の手袋

3月〜10月の冬場の時期に氷河を訪れる人は、寒さ対策のために手袋を装備していくといいでしょう。
僕が訪れたのは真夏の12月だったので手袋なしでも全然平気でしたが、氷河の上は気温が氷点下になるのがふつうなので、冬場の油断は禁物です。

写真撮影のことを考えると、はめたままスマホ操作ができる手袋が便利ですよ!

カメラ

せっかく氷河を観に行くなら、できるだけ高画質の写真を残しておきたいですね!
最近はスマホのカメラも性能がかなり良くなってますけど、どうせならいいカメラを用意していくのがベストです。
僕は氷河ウォークのために Panasonic のルミックスを買いました。
記事中の写真はこれで撮ったものです。
特に氷のトンネルの写真はカメラのおかげでいい仕上がりになりました。

入門レベルの価格ながら、連続撮影の中からベストショットが選べる「4K連写」、ピント位置を瞬時に設定できる「フォーカスセレクト」など、機能が満載でおすすめですよ!

氷河ウォークは早めに行ったほうがいいよ!

さて最後に、ひとことだけ皆さんにご忠告を。

氷河ウォークに行くなら、絶対に早めがいいです!
特に近々ニュージーランド観光に来る予定のある方は、なんとか日程にねじこむのをオススメします。

というのもですね、
ニュージーランドの氷河は年々ものすごいスピードで後退していってるからなんです。

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こちらの写真、氷河と森との間に、山の地肌が見えてる部分がありますよね?
実は、2008年ごろまでは木の生えてない部分にまで氷河があったんです。
この10年の間に、相当な量の氷河が失われたことがわかります。

氷河が後退すると、人が歩ける平らな部分が少なくなったり、氷河の下の地面が露出して危険になったりすると考えられます。
もしかしたら氷河ウォークそのものが近い将来なくなる可能性だってあるわけです。
行くならまさに今がチャンスですよ!

ニュージーランドに来るなら、成田・羽田・関空からオークランドへの直行便が出ているニュージーランド航空がオススメ。

定期的にお得なセールも実施されてるので、ぜひチェックしてみてくださいね〜!

ABOUT ME
はっしー
ニュージーランド在住の元プログラマ。 日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験して過労死しかけたことをきっかけに国外脱出、毎日定時帰りの生活と年収アップを実現させる。脱社畜、英語、海外移住などをテーマに情報発信中。Twitterフォロワーは1万8千人以上。ニュージーランド永住権ホルダー。

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