今日は、ニュージーランドの首都・ウェリントンにあるラーメン屋さん「Hey Ramen」の紹介です。
ウェリントンに住んでる友人から「けっこう美味しいらしい」との評判を聞きつけて行ってきました。外から覗いてみると、土曜日のお昼どきということもあり、かなりお客さんが入ってます。これは期待できそう?
しかし一歩店内に足を踏み入れると、そこには衝撃的な光景が……。
壁紙に日本食のイラストが描かれているんだけど、説明文がことごとく間違っている。
この「えびフライ」、どう見てもおにぎりなんだけど。ひょっとして天むす? いやあれはエビ天じゃん。スルーしそうだけど「さしみ」も違う。それは上に乗ってるやつだ。
アスパラベーコン巻きとシイタケにしか見えない「ジンギスカ」、一文字だけフォントが違うのが不安を駆り立てる「てんぷらどんぶ」。茶碗蒸しだよね?
「こぶたのまる」に至っては何をどうしてそうなったのか全くわからない。ってか誰か日本語わかる人教えてあげてよー!
……と、確実に日本人経営ではないことがわかったところで意を決して注文です。ラーメンは醤油、味噌、豚骨とひととおり種類がありましたが、店頭のポスターでプッシュされていた豚骨ラーメンをオーダー。果たしてどんな品物が出てくるやら……と緊張しながら待ちます。
こちらがオススメの豚骨ラーメン(13.9ドル)。
お味はというと、なんとフツーに美味しかったです。スープ自体はまったく癖のないライト豚骨で万人受けする味。中に骨髄みたいな部分が見えたので自家製かな? 麺は角切り断面の中太で、これがスープによく合うし食べごたえがあって旨い。スープを醤油豚骨にすれば家系ラーメンっぽくなりそう。
もやし、きくらげ、ネギ、コーン、ナルト、ほうれん草、ゆで卵、紅生姜にチャーシューが3枚とトッピングも種類豊富で楽しい。
さすがに日本から旅行に来た人にオススメするほどではないですが、日本のフードコートで出てくるラーメンをちょっとグレードアップしたような味なので、ラーメンに飢えているニュージー在住の日本人ならじゅうぶん満足できるんじゃないでしょうか!
ラーメンのほかに、具材を自分で選べるカスタマイズド・ドンブリも人気メニューのようです。豚骨ラーメンがもう拍子抜けするくらいふつうに美味しかったので、ほかのメニューも期待できるはず。ローカルの皆さんはぜひ一度行ってみてください。店内の日本語はめちゃくちゃあやしいけどご安心を!!