こんにちは、無職になってニュージーランド一周中のはっしー(@hassy_nz)です。
今日はニュージーランドの中でも屈指の人気ハイキングコース「フッカーバレー・トラック」を解説します!
ニュージーランド最高峰のマウントクックをはじめ、様々な絶景が楽しめるコースとなっています。
Contents
「フッカーバレー・トラック」とは
「フッカーバレー・トラック」は、マウントクックふもとのキャンプ場からスタートして、フッカー氷河湖を目指す往復10kmのハイキングコースです。所要時間は往復3時間程度が目安となっています。
迫力ある川の流れやサザンアルプスの景色を楽しみながら、高山植物の咲く平原を通り抜けていくなど、見どころは満載。
足元はきれいに整備されており急な坂などもないので、山歩き初心者やお子さん・お年寄りでも歩きやすいコースです。
「フッカーバレー・トラック」の見どころを写真とともに解説!
では実際に僕が歩いたときの写真を見ていただきながら、このコースの見どころを解説していきます!

「フッカーバレー・トラック」のスタート地点近くからは、こんな雄大な景色が見れちゃいます。氷河が作り出した谷と大平原、そしてそびえ立つ山々。

15分ほど歩くと、ミューラー湖という氷河湖をのぞむ展望台にたどり着けます。残雪の山とのコントラストが素敵ですね!

途中で何度も渡ることになる吊橋。「一度に最大20人まで!」と注意書きがあり、なかなかおっかないですが……

橋の上からは、どうどうと流れる川の流れが楽しめます。迫力!

マウントクック周辺には独特の高山植物も咲いています。こちらは「マウントクック・リリー」。
リリー(百合)という名前がついていますが、実際はキンポウゲ科の植物。11月〜1月が見頃で、僕の歩いた11月中旬ではまだ咲き始めといった感じでした。

山腹を流れ落ちる滝なんかも見られます。小さい滝に見えますが、遠くからでもドドドと水が落ちる音がはっきり聞こえました!

谷の向こうにマウントクックが姿を現します(写真右側奥)。通路の両側は平原になっていて、マウントクック・リリーの花があちこちに見られました。

そしてこちらが終点、フッカー氷河湖! 湖畔からはマウントクックの姿をどーんと正面に見ることができます。長時間のウォークの疲れも吹き飛ぶ絶景です。
湖面には溶けた氷河のかけらがいくつも浮かんでいて、自然の雄大さを感じさせます。

湖と反対側に見える、荒涼とした岩場も見ごたえがあります。まるで違う惑星に来てしまったかのよう。
湖畔には休憩スペースがあるので、ゆっくり景色を眺めて体力を回復させてから帰りましょう。
「フッカーバレー・トラック」を歩く上での注意事項
夏場でも冷たい風が吹く! 上着は必須
氷河に向かって歩くコースなので、夏場でも氷の上を通り抜ける冷たい風が吹いてきます。
脱ぎ着しやすい、暖かい上着を必ず持っていきましょう。僕は初夏の11月に歩きましたが、氷河湖の周りは結構寒くて、何枚も重ね着して丁度いいくらいでした。
薄くて風を通さない、トレッキング用アウタージャケットが一枚あると、脱いでいるときでもかさばらず便利ですよ。
よく舗装されているのでスニーカーでもOK
終点までは比較的舗装されている道が多く、急な坂もほとんどありません。
ですので、高価なトレッキングシューズでなく、普段使いのスニーカーでもじゅうぶん歩けます。
ニュージーランドのハイキングコースにはときどき羊の💩が大量に落ちていることもあるんですが(笑)、マウントクックではそんな心配もないので、お気に入りのスニーカーでも安心して大丈夫です。
距離が長く、日向を歩くので水分補給を忘れずに
往復3時間と、なかなか距離のあるコースの上、大部分が太陽のよくあたる開けた場所になっています。
そのため、特に夏場のウォーキングでは汗をよくかくことが予想されます。
出発する前に、十分な量の水分を持っていくようにしましょう。500ml〜1リットルもあれば十分かと思います。
「フッカーバレー・トラック」までのアクセス
車の場合、クライストチャーチから約4時間、クイーンズタウンから約3時間10分
大都市からは距離のある場所ですので、せっかくならマウントクックで一泊するのがおすすめ。バックパッカーズなら30ドル(約2400円)も出せば泊まれます。
ぜひニュージーランドらしい絶景を足で歩いて楽しんでみてください!