ニュージーランド

ニュージーランド・リンカーンでの生活ガイド(2016年版)

2014年にニュージーランドに来て以来、およそ2年過ごしたリンカーンとももうすぐお別れ。あと二日でお引越しです。あっという間だったなぁ。

ってことで、ここらでひとつ、リンカーンでの生活ガイドでも書いてみますよ。これがニュージーランド片田舎でのリアルライフだッ!

Contents

リンカーンってどこ?

リンカーンは、クライストチャーチから南に20キロほど下ったところにある、人口5000人程度の小さな町です。

リンカーン大学という大学を抱え、学生が数多く住んでいます。積極的に留学生を受け入れているので(儲かるからね)、ニュージーランド人以外に中国やパプアニューギニアの学生の数がとても多いです。短期留学に来る日本人の数も結構なもの。

f:id:imo_jo_chu:20150226145457j:plain

交通

市バスの80番路線が走っており、それに乗ればクライストチャーチ市内まで一本で行けます。南島最大のショッピングモールであるウェストフィールドまで30分、市中心のバスターミナルまで40分です。

本数は、平日朝夕のラッシュ時には1時間3本〜5本、それ以外は1時間2本が基本です。乗り継ぎに失敗すると30分近くバス停で待つことになるので、ちょっとつらい。

f:id:imo_jo_chu:20160206131225j:plain:w400

典型的な田舎のバスの時刻表ですね。去年まで土日は1時間に1本しかバス走ってなかったんで、だいぶ便利になったほうなのですが。

ということで、だいたいの人は車を使ってます。学生でも車持ってる人が多いですね。中古車なら2000ドル(約16万円)も出せば買えちゃいます。バス使うよりも断然速いですし。

買い物

ニュージーランドの大手スーパーマーケットチェーンである New World が大学のすぐ近くにあり、食料品はそこで揃えられます。早朝から夜9時まで開いていて、学生たちの生命線です。最近拡張工事が行われており、さらに品揃えが充実しそう。

f:id:imo_jo_chu:20160206125851j:plain

種類は少ないながら、日本製の醤油やお酢、カレールウ、うどんなども売ってます。

f:id:imo_jo_chu:20160206125959j:plain

そのほかには Dairy と呼ばれるコンビニが数件あるくらいですかね。スーパーに比べてかなり割高なのでほとんど使いませんけど。

毎週土曜日の朝には、図書館裏の広場でファーマーズマーケットが開かれます。新鮮な野菜やフルーツはそこで仕入れたほうが安い。スーパーでは手に入らない生シイタケが出るときがあって、筆者は喜々として買い込んでパスタに和えて食べてました。

リンカーン大学の学生であれば、キャンパスで野菜の直売をやってることがあるので、そこで買ってもいいでしょう。ニンニクが大粒で美味しかったの覚えてる。

グルメ

リンカーンは小さい町ながら、そこそこ美味しいお店が集まってます。

筆頭は、2015年にオープンしたばかりのブルワリー兼レストラン、The Laboratory。石窯で焼かれる本格ピザが絶品。これをつまみにビール飲むのが最高の贅沢でした。

f:id:imo_jo_chu:20150709130634j:plain

このアーティチョークのピザが旨いんだ。外カリカリの中もっちもち。チーズもミルキーで言うことなし! ニュージーランド人はピザにはうるさいですよ。

f:id:imo_jo_chu:20150630173938j:plain

なんか体調悪いなー、料理する気力もないぞーってときは、iSUSHI という和食屋さんに行ってました。韓国人経営のお店ですが、サーモンロールなどのお寿司はふつうに美味しいし、なんといっても出汁のきいたうどんが食べられるのがうれしかった。揚げ玉、ちくわ、はんぺん、そしてたっぷりのかつお節がのってて、つかれた体に染みるんです。

f:id:imo_jo_chu:20150509134048j:plain

また、どんな小さな町にもカフェがあるのがニュージーランド。リンカーンにも複数カフェがあり、それぞれ特徴があります。

まずオススメは HILLYERS。こちらは食事メニューが充実していてちょっとしたレストランな雰囲気。バリエーション豊富なパイが人気です。ニュージーランドのパイは日本にはない美味しさなのでぜひともお試しを。
f:id:imo_jo_chu:20150509134015j:plain

そして RUSTIC BAKERY CAFE。ベーカリーながらカフェとして使ってるお客さんが多い。さくさくのスコーンや、素材のフレッシュさが活きたサンドイッチは納得の美味しさです。晴れた日に外の席で飲むコーヒーが好きでした。
f:id:imo_jo_chu:20150509135300j:plain

リンカーンの学生向けには、学内にあるサンドイッチバーがリーズナブルでオススメ。パンと好きな具材を組み合わせてオリジナルのサンドイッチが作れます。サブウェイみたいなもんですな。ひとつ5ドルから買えて、お腹もふくれるので、毎日ランチはそこで食べてました。

住まい

学生の町とあって、リンカーン一帯にはフラットが数多くあります。また2011年の地震による住宅不足からリンカーンでは新興住宅街の開発が進んでおり、学生向けの物件がますます増えています。

家賃の相場は、週NZD130〜170くらい(約10,000〜14,000円)でしょうか。シティ中心部に住むより割安です。フラットなら水道・電気・インターネット込でこの値段なので、そこそこリーズナブルかと思います。

リンカーンでは、南アルプスの天然水が水道から出てくるのが最高。東京の水とは比べ物にならないくらい旨い。ご飯も美味しく炊けますよ。

娯楽

ありません。せいぜいパブでビール飲むくらいですな……。

遊びたいときはおとなしくクライストチャーチまでいきましょう。

治安

治安はいいですねー。犯罪の話なんか聞いたことない。シティだとガラの悪い連中にFワードを食らうこともたまーにありますが、リンカーンでは一度もありませんでした。

リンカーンで暮らしてると警戒心がなくなりすぎて、シティに引っ越したときに危ないかも……。

まとめ

クライストチャーチ市内からはちょっと離れた地域ながら、最低限生活に必要な施設は揃っているので、リンカーンはとても住みやすいエリアだと思います。なんだかんだで30分〜40分でシティにいけるんで、車がなくてもそんなに不便ではありません。

今後は住宅地の整備が進み、人口の増加にともなって商業施設も増えることが予想されます。どんどん便利な町になってくんじゃないかな。

ということで、留学やワーホリに来る皆さん、安心してリンカーンまでおいでませ!! 快適田舎ライフがお待ちしておりますよ。

ABOUT ME
はっしー
ニュージーランド在住の元プログラマ。 日本のIT企業で月100時間超えの残業を経験して過労死しかけたことをきっかけに国外脱出、毎日定時帰りの生活と年収アップを実現させる。脱社畜、英語、海外移住などをテーマに情報発信中。Twitterフォロワーは1万8千人以上。ニュージーランド永住権ホルダー。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です