ニュージーランド永住権までの第一歩となる Expression Of Interest (EOI) に無事通過したことにともない、3年ぶりに IELTS を受験することになりました。試験まであと10日あまり、当日に備えて公式問題集で勘を取り戻しているところです。
それで気づいたのが、リスニングめっちゃできるようになってること。いやいや、2年ニュージーランドに住んでるだけでここまでリスニング力が上がるとは思わなかった!
リスニング苦手でした
最初に、僕のこれまでの IELTS 受験結果をさらしてみます。
受験日 | Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall |
---|---|---|---|---|---|
2012/09/22 | 5.5 | 8.5 | 5.5 | 6.0 | 6.5 |
2012/12/15 | 5.5 | 7.0 | 5.0 | 5.0 | 5.5 |
2013/6/15 | 7.0 | 7.5 | 5.5 | 6.0 | 6.5 |
2013/6/22 | 7.5 | 7.5 | 5.5 | 6.0 | 6.5 |
2013/7/6 | 6.0 | 9.0 | 6.0 | 7.0 | 7.0 |
リスニングが苦手なことがよくわかる結果ですね。最初の2回なんかボロボロ。ニュージーランドの大学に留学するには各セクション最低6.0が必要なんですが、それすらクリアできてません。その後は及第点には達しているものの、最後の1回は 6.0 とギリギリの点数。
インプットが得意でアウトプットが苦手な日本人にとっては、リスニングとリーディングを得点源にして逃げ切ってしまうのが IELTS 攻略の王道。しかし、リスニングの最高点が7.5、しかも成績に大きな波があっては、得点源とはとても呼べません。
というのが、僕の3年前の状態でした。
公式問題集で自己最高点を大幅更新!
では、あれから3年経ち、2年間をニュージーランドで過ごした今、リスニング力にどう変化が起きたのでしょう?
4回分のテストが掲載されているケンブリッジの IELTS 公式問題集のリスニングをさっそく解いてみたところ、1回目は40問中28問正解、スコア6.5と、ずいぶんしょぼくれた成績でした。
しかし、問題文を聞いてみて、確かに「あれ? こんなにゆっくりしゃべってたっけ?」と感じたのです。
3年前は、IELTS のリスニング音源ってものすごく集中しないと聞き取れなくて、それでも途中でわかんなくなって置いてきぼりにされることがあるくらいのものだと思ってました。
それなのに、今は一言一句、シャドウイングできるくらいまで、ゆっくり、はっきり聞こえる。
にもかかわらず点数が伸びなかったのは、音源を聞きながら焦って問題文を読もうとして、結局どっちのインプットも中途半端になってなにも回答できないというパターンにハマったからでした。
ならば、もっと落ち着いて音源を聞くことに集中すれば、ふつうに点が取れるんじゃない? と思ってやってみた結果がこれ。
IELTS 対策、リスニング二回目で40問中36問正解できた! 3年前は8割取るのもできなかったのでこの成長には我ながら感動。やっぱりニュージーランドの早口英語+イギリス発音に慣れたのが大きいのかな。いいぞいいぞ
— はっしー@NZプログラマ (@hassy_se) November 11, 2016
36問正解はスコア8.0です! リスニングのこれまでの最高成績は7.5。自宅での練習でも本番でも、8.0なんて取ったことない。自己ベストを更新してしまいました。
そして今日、3回目の対策問題を解いてみたら、40問中37問正解! 自己ベストをさらに更新して、スコア8.5が狙える点が取れました!
2回連続でこれだけのスコアが出るなら、まぐれじゃないでしょう。万が一、本番で調子を崩したとしても、7.5はかたいはず。もうこれは得点源と言っていいでしょ!
早口英語 + ブリティッシュアクセントに慣れたのがでかい
さきのツイートにもある通り、これだけリスニングができるようになったのは、ニュージーランドならではの早口英語 + ブリティッシュアクセントに慣れたからだと思います。
ニュージーランド人はとにかく早口で、会話を追いかけるのがいつも大変です。アクセントはイギリス式をベースにしているものの独特の訛りがあり、これまた理解するのが大変。
アクセントの独特さは、ニュージーランド航空の機内安全ビデオを観るとそれがよくわかります。
日本人が一般的にイメージする英語とはだいぶ違いますよね。ニュージーランドに来たときはもうまったく聞き取れず、英語力に対する自信を完全に喪失してました、笑
しかしながら、この2年間、特に就職してからは、毎日何時間もこの独特の英語にもまれながら過ごしていたわけで、知らず知らずのうちにリスニング力が上がってたんですね。そのおかげで、試験問題程度のスピードなら問題なく聞き取れるようになったようです。
いまだにニュージーランド英語の聞き取りには苦労してますが、IELTS の音源をこれだけ理解できるようになったのは大きな成長。素直に喜んでおこう。
試験本番は12月3日。永住権申請に必要なスコアは Overall 6.5 です。じゅうぶん取れる点数ですが、どうせなら余裕をもってクリアしたいところ。自己ベストが 7.0 なので、今回は 7.5 を狙うつもりでがんばります!
