こんにちは、はっしー(@hassy_nz)です。
僕は普段、ニュージーランドの会社でプログラマとして働いています。
一日中パソコンを操作する仕事であり、マウスは大事な商売道具のひとつ。
ですがこれまで、会社支給のやっすいマウスしか使ってきませんでした。
チープなマウスはすぐに手が疲れるし、有線だからしょっちゅうどこかに引っかかるしで、仕事の生産性にも影響しちゃうんですよね。
……というわけで、今回手に入れたのがこちら!

MX MASTER 2S!
ロジクールから発売されているワイヤレスマウスで、同社の標準タイプのマウスの中では最上位機種に位置づけられるモデルです。
僕もITの仕事には長いこと携わっていますが、実はこれだけ高級なマウスを使うのは初めてなんですよね。
いったい安いマウスとどれだけ快適さが違うのでしょうか!?
実際に使ってみた感想とともに、徹底レビューしていきます!
Contents
製品概要
重量 | 322g |
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梱包サイズ | 14.4 x 6.6 x 18.4 cm |
商品のサイズ(幅 × 高さ) | 6.6 x 18.4 cm |
電池 | リチウムポリマー(内蔵) |
カラー | 黒・青・白の3色展開 |
人間工学に基づいた疲れにくい形状!

さっそく手を添えてみると、「おおお〜っ 支えられてる〜っ!」て感じがして驚きました!
今まで使ってた安いマウスは”持って動かす”感じが強くて、ついつい持つ手に力が入って疲れやすかった。
それに対して「MX MASTER 2S」はマウス自身が手をホールドしてくれる感覚があって、とっても快適。
特に親指を置くスペースがあるのは、手が痛くならなくて助かりますね。
安定感と軽さを兼ね備えた絶妙なバランスの重量感で、重さをぜんぜん感じさせません。
トラッキング性能も最高水準だけに、すい〜と手を滑らせるだけでカーソルを軽快に動かせます。
スクロールホイールの機構が気持ちいい!
「MX MASTER 2S」で僕が一番気に入っているのがスクロールホイールです!
スピードシフトと呼ばれる機構を備えたこのホイールは、ちょっと力を入れて回転させるだけで超高速スクロールが可能になります。
ミニカーのタイヤみたいに「シャーーーーッ!」とホイールが回って、指を離しても勝手にスクロールしてくれるんです。
縦に長いウェブページや文書を閲覧するのにものすごく活躍しますよ。
言葉だけだと伝わりづらいんで、動画に撮ってみました。
ホイールを何度もぐりぐり回さなきゃいけない面倒くささとはおさらばですね!
また、ホイールが高速回転したあとに「カチッ」と自動で止まる音と感触が気持ちいい!
あんまり気持ちいいんで、何もスクロールするものがないときでもついつい触ってしまうくらいです笑
ちなみに、ホイールのすぐ下にある四角いボタン(モードシフトボタン)を押すと、高速スクロールを常時ONにすることもできちゃいます。

ホイールの脇が銀色になっていて、光を反射してキラリと光るのもかっこいい!
マウスというより「メカ」を操作しているような気持ちにさせてくれます。
ガジェットのこういう細かいカッコよさも、仕事のモチベーションを上げてくれますよね。
高度にカスタマイズできるハードウェア!

「MX MASTER 2S」のハードウェアをもう少し細かく見ていきましょう。
マウスの左右クリックボタンの間にマウスホイール。
このホイールはボタンにもなっています。
そのすぐ下にモードシフトボタンがあります。

側面には、親指で操作する水平スクロール用のホイール。
その側にある2つの三角形のボタンでは、ブラウザバック・フォワードを操作できます。
また親指を置くパッド部分もボタンになっており、マウス操作と組み合わせてのジェスチャー操作(ウィンドウ最小化・最大化、デスクトップ表示など)が可能です。
プログラマ的にはソースコードを横に並べて作業することが多いので、横スクロールホイールはかなり便利ですね。
これだけでも相当に高機能なんですが、「MX MASTER 2S」の便利さはこれだけにとどまりません。
専用ソフトウェアを使うことで、ボタンやホイールに割り当てる機能を細かくカスタマイズできるんです!

割り当てられる機能のほんの一部は、こんな感じ。
- アプリケーションの切り替え
- デスクトップの切り替え
- メーラーを起動する
- 任意のWebページを開く
- ボリュームコントロール
- 画面の明るさコントロール
任意のアプリケーションやファイルを開くよう設定もできるので、マウスボタン一発でなんでもできると言っても過言ではありません。
1ヶ所だけ気になったのが、親指ボタンのジェスチャー機能。
思ったよりマウスを大きく動かさないと認識してくれないなって感じました。
ジェスチャー機能の感度もカスタマイズできると、よりうれしかったですね。
高速充電で70日間連続使用可能!
ワイヤレスマウス、充電なしでどれだけ使えるの?ってやっぱり気になりますよね!
「MX MASTER 2S」はなんと、フル充電すれば70日以上使用可能です。(1日8時間使った場合)
しかも1日使う程度の充電ならたったの3分で済んじゃうという、超高速充電性能を備えているんですよ。
僕もこの記事を書いている時点で1ヶ月近く「MX MASTER 2S」を使ってますが、充電したのは最初の1日だけ。
バッテリー残量を示すランプも3つ中2つが点灯しており、まだまだいけるぜ!と言っております。

「Flow」機能で複数のマシンを操作できる!
最後に、「MX MASTER 2S」ならではの機能である「Flow」についてご紹介します。
Flowとは、マウス1台で最大3台までのマシンを操作できるという仕組みなのです!
普段から何台ものマシンを同時に使い分けている人にとっては、いちいちマウスを持ちかえる手間が省けてめちゃくちゃ助かるんじゃないでしょうか。
しかもこのFlow機能、マシンをまたいでのコピー&ペーストまでできるっていうんだからこれまたスゴイ。
こちらも実際の動きをビデオに撮ってみました。
カーソルが右のパソコンの画面左端に達した瞬間、左のパソコンのカーソルがすぐ動き出しているのがわかるでしょうか?
コピーしたテキストも、何の問題もなく貼り付けられていますね。
このように、複数マシンをあたかも同一マシンのマルチディスプレイかのように扱えるのが「Flow」なんです!
総評: PC操作が楽しくなる、優秀なハイエンドマウス!
ここ1ヶ月ほど「MX MASTER 2S」と一緒に仕事をしてみて、明らかにマウスでのPC操作が楽しくなりました。
僕はもともとマウスを使うのがあまり好きではなく、仕事はできるだけキーボードで完結するようにいろいろ工夫してたほどなんです。
マウスに載せた右手をいちいちキーボードに戻すのがほんとに面倒だったんですよね。
でも「MX MASTER 2S」が来てからは、ついつい右手をマウスに持っていきたくなるほど気に入ってしまいました。
各種ボタンに操作を割り当てられるので、マウスからキーボードに手を戻す手間が減ったのが大きな理由。
そして、マウスホイールをくるくる回すのが楽しいからです笑
一時期流行ったハンドスピナーみたいに、心を落ち着かせて集中力を高める効果があるのかも?
毎日使う仕事道具ですから、いいものにこだわりたいですよね。
これまで安いマウスしか使ってこなかった方も、「MX MASTER 2S」を一度試してみてはいかがでしょうか!
おまけ

今回レビューしたマウスは日本からニュージーランドまで送ってもらったんですが、税関で「実験用マウス(ねずみ)」だと勘違いされて検疫に回されてしまい、到着が数日遅れました。
コンピュータマウスの小包に「バイオセキュリティ検査通過済み」って書いてあるのはちょっとおもしろかった。