こんにちは、ニュージーランド在住ブロガーのはっしー(@hassy_nz)です。
でも留学に必要な英語力って、どうやって鍛えればいいんだろう?
学生の時と違って仕事があるし、勉強時間もあまり取れないし……
実際に留学したことのある人の意見が聞きたい。
今日はそんな疑問に、28歳でニュージーランド留学を実現させた僕がお答えします!
Contents
留学のためにはIELTS Academicが必要
まずは「留学に必要な英語力」とはなにか、はっきりさせておきましょう。
ニュージーランドをはじめとする旧イギリス圏の国々に留学するためには、IELTS Academic(アイエルツ アカデミック)という試験を受けなければなりません。
リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4セクションに分かれており、各セクションごとの合格点と、全体での合格点の両方をクリアする必要があります。
ある分野だけめちゃくちゃ得意でも、ひとつ超苦手な分野があると合格できないというハードな試験なんです。
僕の場合は、各セクションで9.0点満点中6.0点以上、全体で6.5点以上を取る必要がありました。
必要なスコアは入学を希望する学校やレベルによって異なるので、学校に問い合わせてみてくださいね。
この、学校ごとに定められたIELTSのスコアが「留学に必要な英語力」となるわけです。
ここを目指してがんばりましょう。
では、それぞれの対策のために必要な教材を順番に紹介していきます!
リスニング&リーディング対策『Cambridge IELTS 12 Student’s Book』
IELTS攻略のための基本戦術は「リスニングとリーディングでがっつり点を稼ぐ」です。
日本人はどうしてもアウトプットが苦手なので、ライティングとスピーキングで高得点を取るのは大変。
そのぶんリスニングとリーディングをがんばって、全体の点数を底上げしておくと合格が近づきます。
リスニングとリーディングの対策には、公式問題集をひたすら解くのが効果的です。
1日1セクションずつでもよいので、制限時間を図りながら毎日やりましょう。
僕は会社に勤めながら、帰宅後にリスニングとリーディングを1セクションずつ解くというペースで毎日学習を続けていました。
その結果、本番ではリスニングで最高7.5、リーディングでは9.0(満点)をマーク!
得点源として信頼できるレベルになり、他の科目が多少不調でも全体のスコアが安定するようになりました。
まずは1題過去問を問いてみて、単語や文法があまりにもわからないようであれば、単語帳や文法書を買ってみると良いでしょう。
単語の勉強には、IELTS公式のボキャブラリーブックがおすすめです。
文法の学習には、ニュージーランド在住の日本人にも根強い人気がある「総合英語 Forest」をどうぞ。
→「Forest」は現在絶版となっており、「総合英語 Evergreen」が内容を引き継いでいるとのことです!
スピーキング対策「オンライン英会話」
とにかく毎日話さなければ、スピーキングは上達しません。
でも日本にいては、なかなか英語を話す機会なんてありませんよね。
オンライン英会話ならば、15分〜30分程度の短いレッスンを気軽に毎日受けられるので、忙しい社会人でも無理なく英会話力を鍛えられます。
僕は毎朝出勤前に、1回25分のレッスンをこなしていました。
最初はたどたどしかったものの、回を重ねるごとに会話がスムーズに進むようになり、成長を実感できたのをよく覚えています!
2018年現在では、僕が英語を勉強していたときより使いやすいサービスがたくさんあります。
もしいま僕がオンライン英会話を始めるなら「レアジョブ」を選びますね。
1日25分話せるプランなら月額5800円。
がっつり50分話せるプランでも月額9700円と、1万円を切る値段で英会話が学べます。
毎日使えば1レッスンあたり200円以下と、非常にお値打ちですね。
今なら無料で25分のレッスンが2回ぶん受けられるので、気軽に試せますよ。
スピーキング対策『瞬間英作文シリーズ』
瞬間英作文シリーズは、非常に短い英作文を繰り返し、最終的には頭で考えなくても英語が口から出てくるレベルを目指す教材です。
「彼は医者です」のような中学1年生レベルの内容から始まり、疑問文、過去形、仮定法、関係代名詞、と次第にレベルアップしていきます。
僕の場合は留学準備開始時点ですでに基礎的な英文法は理解できている状態でしたが、それでも英会話となるととっさにはフレーズが出てこないもの。
瞬間英作文を継続すると、「英語をしゃべる」ことに口と頭が慣れてきます。
これだけでも英会話力が格段に上がり、英文が口からスムーズに出てくるようになるんです。
わかっていても使えなかった知識が、ちゃんと使える知識に変わるのは感動しますよ!
『瞬間英作文』は英会話レッスン前のウォーミングアップとして使うのがオススメ。
これで口と頭を英語モードに切り替えてから英会話にのぞむと、言いたいことを瞬発的に表現しやすくなります。
中学レベルの英語に自信のない人は『どんどん』、もっと難しくても大丈夫という人は『スラスラ』から試してみてくださいね。
スピーキング&ライティング対策「UK PLUS」

IELTS におけるスピーキングとライティングは、なかなか独学が難しいもの。
どこが良くてどこが悪いのか、自分では判断がしにくいです。
(自分で判断つくなら英語勉強する必要ないですよね笑)
ということで、専門の塾に通ってプロの先生の指導を受けましょう。
UK PLUSは、IELTSの専門コースを備えた数少ない英語塾です。
採点基準を熟知した講師によって、ライティングの添削やスピーキングのレッスンを行ってもらえます。
試験直前には模擬試験も実施してくれる充実ぶり!
僕はここのレッスンに4ヶ月通った結果、ライティング 6.0、スピーキング 7.0 を本番でマークし、無事大学への入学基準を達成できました。
UK PLUSは、名古屋と東京に教室を構えています。
無料で英語レベルチェックを受けられるので(要予約)、近くにお住まいの方は現状分析のためにも行ってみてはいかがでしょうか?
エリア外の方も近くにIELTS対策を行っている塾が無いかチェックしてみるのをオススメします。
最後に、紹介した内容をまとめておきますね。
- リスニング&リーディング対策に『Cambridge IELTS 12 Student’s Book』
- スピーキング対策に「レアジョブ」▶無料体験
- スピーキング対策に『瞬間英作文』
- ライティング&スピーキング対策に「UK PLUS」▶無料レベルチェック
IELTS Academic で必要なスコアを取るのはそれなりに大変ですが、自分の今の英語力と目標とのギャップを意識しながらコツコツ勉強していけば現実的に達成できます。
この記事が皆さんの目標実現のための参考になれば幸いです!
いつもブログ拝見してます。
自分はSIerに勤めていて、大学院留学を夢見ていて、比較的似た様なバックグラウンドをお持ちのはっしーさんのブログをすごく参考にしてます。
こちらの記事を見ていて一つ気になったので質問させてください。自分はReadingセクションで自分の語彙力の無さに気付きIELTS用の単語帳を購入しました。IELTS対策の方法は人それぞれとおもいますが、はっしーさんは語彙対策をどのように行われたのでしょうか?
ずいぶん昔の記事にコメントをつける形になってしまって恐縮ですがよろしくおねがいします!
>id:bacon_epix
質問ありがとうございます。
自分は Reading が得意だったのであまり語彙力不足を感じず、特に対策はしませんでした。問題集を解いてわからなかった単語を調べるくらいですね。
でも今振り返ると、Writing や Speaking のためにも何か単語帳をやればよかったと思っています。
IELTSの単語帳をまずは一冊やれば十分だと思いますよ。がんばってください!
はっしーさん
やはり単語帳は使われていなかったのですね…すごい…
自分は英語がそれほど得意ではないので、とにかく一冊みっちり覚え込もうと思います。
これからもブログ楽しみにしてます。ありがとうございます!