こんにちは、ニュージーランド在住ブロガーのはっしー(@hassy_nz)です。
僕は現在、ニュージーランドのリンカーン大学に通ってITの勉強中。
7月から始まった二学期も中間試験に突入し、前半戦が終わろうとしています。
カリキュラムが始まる前は、会社を退職してン百万円単位のお金と1年の時間を費やして大学生に戻るという決断に不安と期待が入り交じっていました。
しかし、今のところはその決断は間違っていなかったと感じています。
むしろ、社会人として経験を積んだら積極的に大学に再入学するべきではないか?とすら思っています。
それもリタイアしてからではなく、20代〜40代の若手〜中堅の間でです。
それには大きく3つの理由があります。
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理由1: 学ぶ目的が明確である
あなたは大学に入学するとき、明確な目的がありましたか?
10代のうちに大学で学ぶ目的をしっかり持つというのは、なかなか難しいことだと思います。
子供はどうしても視野が狭いし、高校までに習ったこと以外の学問のイメージもつきづらいです。
しかし、大人になれば話が別。
実際に社会に出て働いたり、たくさん本を読んだりしているうちに
「あーっ、これを勉強すれば今の仕事に活かせるのに〜!!」
と感じることが増えてきます。
高いお金と時間を使う以上、学んだことが次のキャリアに活かせないと困ってしまいます。
したがって勉強へのモチベーションも上がりますし、授業へも集中できるわけです。
僕は現役学生時代講義のほとんどで寝ていましたが(汗)、今ではそんなことは全くありません。
理由2: 予備知識があるぶん内容を理解しやすい
再入学時に選ぶ専攻には、それまでの社会人経験が反映されることが多いでしょう。
コンサルタントなら経営学、エンジニアなら工学、営業なら心理学ですかね?
すると、社会人時代に経験してきた内容が講義に出てくることがあるんです。
「あっ!これ進研ゼミでやったところだ!!」っていうアレ。
教科書からしか学んでいない学生よりも、実務として経験のある社会人のほうが、圧倒的に内容の理解度が高いのです。
学問と実体験が自分の中でリンクするので、具体的なイメージをもって学習できるのですよ。
基本的な内容を短時間理解し、より発展的な内容の勉強に注力できます。
これは高校しか出てない学生にはない、社会人ならではのアドバンテージです!
理由3: 経済的な余裕を活かすことができる
社会人は学生よりお金を持っています。
ということはまずバイトする必要がありません。
例えば週3日に4時間ずつバイトすると、週に12時間、月に48時間バイトにとられてしまいますね。
バイトする必要がなければ、その時間をすべて勉強に回せるわけです。
またもっと余裕があれば、自宅を離れて学校に近い場所に部屋を借りることもできるでしょう。
これで通学時間を大幅に削減できます。
大学生のときは長時間の通学も若さで乗りきれるでしょうが、年齢を重ねてくるとだんだんこたえてきます。
勉強以外のことで体力を削られないためにお金の力を借りるのは有力です。
まとめ 〜 みんなもっと大学行こうぜ! 〜
残念ながら、現在の日本の社会制度では一度大学を卒業してから再度大学に戻るという人生プランは一般的ではありません。
大学院の社会人枠はそれほど多くなく、浪人することになっては大変です。転職があまり評価されない風土も原因かもしれません。
しかし、大学を卒業するチャンスが一度しかないのはあまりにも厳しいのではないでしょうか。
一度社会を経験して、学ぶことの重要性をよくわかっている社会人にこそ、再び大学で学ぶチャンスを与えるべきだと思います。
そして、もっと大学で勉強しておけばよかったなーと思っている社会人の皆さんにも、ぜひ大学への再入学を真剣に検討してもらいたいです。
2度目の学生生活は1度目よりも確実におもしろいですよ!